東京-新函館北斗間アンダー4時間、2019年来春実現へ…北海道新幹線の青函トンネル内160km/h走行は問題なし

2019年春に予定されているダイヤ改正で、東京~新函館北斗間が最速4時間を切る運びとなった北海道新幹線。
2019年春に予定されているダイヤ改正で、東京~新函館北斗間が最速4時間を切る運びとなった北海道新幹線。全 1 枚

JR北海道は12月12日、2019年春に予定しているダイヤ改正で北海道新幹線における青函トンネル内の最高速度を160km/hに引き上げると発表した。

2016年3月に新青森~新函館北斗間が開業した北海道新幹線は、新中小国信号場~木古内間でJR貨物の貨物列車と線路を共用しているが、青函トンネル内での貨物列車とのすれ違いによる風圧の影響を考慮して、同区間の最高速度が140km/hに制限されている。

この問題について、2017年12月に開催された「青函共用走行区間等高速化検討ワーキンググループ(WG)」の会合では、2018年度末にも青函トンネル内での最高速度を160km/hに引き上げ、さらに遅くとも2020年度には、下り線を使って特定時期の一部時間帯を対象に210km/h走行を行なう方針が取りまとめられた。

その後、北海道新幹線の建設主体である独立行政法人鉄道建設・運輸施設支援機構(鉄道・運輸機構)は、9月2~19日に青函トンネル内で160~210km/hの速度向上試験や160km/h走行での貨物列車とのすれ違い試験を実施し、160km/hでも営業運行に支障がないことが確認されたという。

160km/hで運行されるのは東京~新函館北斗間の『はやぶさ』のうち下り2本・上り1本。これにより、同区間の到達時間は現在より4分短い3時間58分となり、わずかに4時間の壁を切ることになる。

《佐藤正樹(キハユニ工房)》

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