熊本電鉄藤崎線で再び脱線事故…藤崎宮前-御代志間で運行見合せ中 1月9日発生

黒髪町~藤崎宮前間の併用軌道上を走る熊本電鉄6100・6200形。
黒髪町~藤崎宮前間の併用軌道上を走る熊本電鉄6100・6200形。全 1 枚

国土交通省の運輸安全委員会は1月10日、熊本県の熊本電気鉄道(熊本電鉄)藤崎線で1月9日6時50分頃に発生した脱線事故の概要を明らかにした。

それによると、事故は黒髪町~藤崎宮前間で発生。2両編成の列車が3号踏切付近を惰行運転で通過中に速度が急低下し、停止後に確認したところ、2両目の後部台車が2軸とも脱線していたという。同区間では2017年2月にも脱線事故が発生していた。

藤崎線は、北熊本駅(熊本市北区)と藤崎宮前駅(熊本市中央区)を結ぶ2.3kmの路線だが、もともとは1911年10月に「菊池軌道」と呼ばれる軌道として開業した経緯があることから、事故が発生した黒髪町~藤崎宮前間は路面電車のような併用軌道として残っていた。脱線した車両は、1995年から導入を開始した元都営地下鉄三田線用の6000形で、熊本電鉄では6100・6200形となった。2001年までに2両編成5本が入線し、熊本電鉄の主力車両として活躍している。

1月9日20時30分時点で、熊本電鉄では「現場の調査・復旧作業を行っておりますが、運転再開には時間を要します」としており、直通している菊池線を含む藤崎宮前~御代志(みよし)間で終日運休が続いている。このため、1月10日からは辻久保・御代志・堀川~北熊本~藤崎宮前~交通センター間で平日限定の臨時バスを運行している。残る上熊本~北熊本間は平常運行されている。

《佐藤正樹(キハユニ工房)》

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