オートエクゼが放つボディ剛性アップの新提案「モーションコントロールビーム」…東京オートサロン2019

オートエクゼブース
オートエクゼブース全 9 枚

マツダ車専門のチューニングパーツを展開するオートエクゼは、東京オートサロン2019でボディの剛性アップをサポートする『モーションコントロールビーム』を発表した。

ねじれ剛性を向上させる『フレームエンドブレース』を過去に開発している同社。新製品のモーションコントロールビームは皿バネと摩擦板を基本パーツに据えたシンプルな作りだが、ボディ前後に配置することで剛性力を高めるものとしてリリースする。

オイル式のパフォーマンスダンパーと同じような効果がもたらされ、振動の吸収で乗り心地も向上するが、オートエクゼ担当者は「一番はボディの補強パーツとして使用すること」と語る。取り付け位置は前後バンパーが隣接するボディ末端で、「補強で一つ線をはわせることでモノコックのように形成して剛性力を高めています」と続けた。オイル式ではなく摩擦式を採用した理由は「反応の速さ」。摩擦板が少しでも動けば減衰力が発生し、オイル式よりもクイックに応えてくれる。

摩擦板が振動を減衰させる仕組みだが、乗り味はしっとりしたものになるそうだ。段差がある路面で性能を発揮するのはもちろん、コーナーリングでハンドルを切った時のクルマの反応も変化してくるとのこと。補強パーツという性格が安定性につながっている。

担当者は「高速走行時の方がボディへの負荷が多いのでより体感できる。でも街乗りの一般道でも効果がわかります」と話し、取り付けることでパーツぶん車重は増すが「多少重くなってもしっかりとサスペンションの力を引き出すことで乗り味は良くなって、より楽しくドライブできると思います」と自信を見せた。

2月末に『ロードスター』(ND)用の発売を予定しており、その後『CX-5』(KF)及び『CX-8』(KG)用と展開するという。価格は前後セット(取り付けブラケット付き)で8万2000円。

また担当者オススメの小物アイテムとして、オートマチック車向けの『カーボンパドルシフトレバー』を紹介してくれた。リアルカーボン仕様でさりげなく高級感アップを楽しめるもので、すでにオートエクゼオンラインショップで販売されており反響も上々。純正レバーに被せる仕様で、そのぶん大型化されている。価格は1万4800円。

《Hideyuki Gomibuchi》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ホンダ N-BOX など7車種1万2653台リコール…過去の改善措置が不適切
  2. メルセデスベンツ『ウニモグ』、低床仕様登場…荷台高1200mm以下で作業効率向上
  3. トヨタ RAV4 新型の価格は390万~630万円と予想…電動グレード体系に再編
  4. トヨタ RAV4 新型の競合は? 価格帯別にライバルを予想する
  5. “空気圧が減る理由”を徹底解説! 今日から始める賢いタイヤ管理術~Weeklyメンテナンス~
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  2. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
  3. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  4. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  5. アステモの軽EV用インホイールモーターやジヤトコの2モーターK12マーチなど、国内サプライヤー技術が熱い!…人とくるまのテクノロジー展2025
ランキングをもっと見る