世界最大の携帯通信関連見本市、「MWC(モバイル・ワールド・コングレス) 2019バルセロナ」が現地時間2月25日に開幕する。通信系団体を中心に2400社以上が出展するこのショー、すでに携帯端末会社がメディア向けカンファレンスを開催してショーを盛り上げている。
米ラスベガスで開催されているCESと同様に、ここ数年は急速に自動車メーカーの出展が目立つようになっている。今年の自動車メーカーの顔ぶれを見ると昨年とほぼ同様。メルセデスベンツ、BMW、フォルクスワーゲン、フォードモーター、セアトなどが参加を予定し、日本からも昨年に引き続いてトヨタが出展する。
IT関連企業としては、グーグル、マイクロソフト、インテル、クアルコム、フェイスブックなどの企業が、MWC 2019にブースを構える予定。日本からもドコモやソニーなど、コネクテビティには欠かせない企業が名を連ねる。
今回は初日である25日にメルセデスベンツのディーター・ゼッチェ会長と、マイクロソフトのサティヤ・ナデラCEOが「改革の芸術と科学:変革に関するダイムラーとマイクロソフトの教訓」についてディスカッションするイベントを開く。26日にはカーシェアリングの「car2go Group」のオリヴィエ・レッぺールCEOがキーノートスピーチとして「インテリジェント・コネクティビティ」について講演する。
また、27日には日本から唯一の講演者として楽天の三木谷浩史CEO&会長が「Next Generation」と題して、次世代のコネクティビティで訪れる未来を様々なケースに当てはめて紹介する。
その他、5Gオートモーティブ・アソシエーション、グーグル、ファーウェイなどがパートナープログラムを開催。トヨタも参画したことで話題を呼んでいる「オートモーティブ・エッジ・コンピューティング・コンソーシアム」は、パワー・アワー・セッションを開催する予定となっている。