フランス生まれの燃料電池アシスト自転車、東京オリンピックまでの発売目指す…FC EXPO 2019

清流パワーエナジーが展示した燃料電池アシスト自転車「アルファバイク」
清流パワーエナジーが展示した燃料電池アシスト自転車「アルファバイク」全 4 枚

岐阜市に本社を構える清流パワーエナジーは「第15回国際水素・燃料電池展」(=FC EXPO 2019。2月27日~3月1日、東京ビッグサイト)に燃料電池アシスト自転車を展示、2020年の東京オリンピック・パラリンピックまでに販売を開始するという。

【画像全4枚】

「アルファバイク」と名づけられたその自転車は、フランスのプラグマ・インダストリース社が開発・製造したもので、「2月25日に日本に届いたばかりなんです」と輸入代理店の清流パワーエナジー関係者。

マウンテンバイク調でフレームの中に水素を入れるタンクが収納されている。前後輪ともディスクブレーキを採用し、重量は約23kgと通常の電動アシスト自転車よりも少し軽量だ。1回の水素充填で約100kmのアシストでき、アシストモードはクルーズ、ツアー、スポーツの3段階になっている。

しかも、そのモードはグリップ横にある小さな液晶で画像によって確認できるのだ。クルーズモードでアシストが弱いときは自転車が平らな道を走り、スポーツモードでアシストが強いときは自転車が坂道を走っているように表示される。遊び心もあると言っていいだろう。

価格は日本円にして約100万円になるが、フランスではすでに100台以上が売れているという。ただ、そのまま日本で販売することができない。というのも、水素の注入口の形状やアシスト力など日本の規格に合わないからだ。そのため、清流パワーエナジーでは関係省庁と相談しながら、日本の規格に合うようにしていく予定だ。

「価格についても、100万円というのは高すぎると考えているので、部品のスペックを落トスなどして、できるだけ安く販売できればと考えています。タイヤにしても、スタンドにしても、フランス製の高級なものを使っていますからね。なんとか東京オリンピック・パラリンピックの開催までに日本市場に投入したいと思います」と同社関係者は説明する。

そんな同社は、再生可能エネルギーを通じて地域経済の発展と持続可能な地域社会の実現を目指して2015年に設立された会社で、主に燃料電池車用水素ステーションの運営や水素燃料の製造・販売、燃料電池の販売・メンテナンスを手がけている。同社としては、この燃料電池アシスト自転車の販売によって、再生可能エネルギーとしての水素をより身近な存在させたいという思いも強いようだ。

《山田清志》

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