ポルシェ 917コンセプトスタディ 発表へ…ルマン初制覇レーサーをオマージュ

ポルシェ 917 コンセプト スタディ
ポルシェ 917 コンセプト スタディ全 4 枚
ポルシェは3月11日、ドイツのポルシェ博物館で5月14日から開催されるポルシェ「917」(Porsche 917)の50周年を祝う特別展において、ポルシェ『917コンセプトスタディ』を初公開すると発表した。

ポルシェは1967年末、世界メーカー選手権の新レギュレーションに合わせて、排気量5リットルまでのクラスに参戦できる新型レーシングカーの開発に着手する。それがポルシェ917で、それまで成功を収めていたポルシェ「907」/ポルシェ「908」の後継モデルとして開発された。

ポルシェ917は、1970年から生産された。空冷式の12気筒ガソリンエンジンを搭載し、最大出力は当時としては驚異的な580ps/8300rpm。このポルシェ917が1970年6月14日、ルマン24時間耐久レースにおいて、ポルシェに初の総合優勝をもたらした。

343周、4607.81kmを走破したハンス・ヘルマン/リチャード・アトウッド組のポルシェ917が、トップでゴール。2位にはジェラール・ラルース/ヴィリー・カウゼン組のポルシェ917、3位にはルディ・リンス/ヘルムート・マルコ組のポルシェ908が入り、ポルシェが1-2-3フィニッシュを達成している。

ポルシェは5月14日から、ドイツのポルシェ博物館で開催されるポルシェ917の50周年を祝う特別展において、ポルシェ917コンセプトスタディを初公開する。1970年にルマンを初制覇したポルシェ917へのオマージュとして製作されたスタディモデルで、ポルシェの一部デザイナーとエンジニアが製作に携わった。

917コンセプトスタディは、エアロダイナミクス性能を追求したデザインや、赤と白のボディカラーが特徴だ。50年前のポルシェ917の現代流解釈とも受け取れる。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「妄想が現実になった」トヨタがAE86のエンジン部品を発売へ…「復刻だけじゃない」その内容に驚きの声
  2. 「TWIN TURBOのロゴ懐かしい!」Z32ファン感涙、レトロ感あふれる新型『フェアレディZ』が話題に
  3. 衝突試験、1回の費用はおいくら? ホンダ栃木四輪開発センターで見学
  4. ヤマハの3輪スクーター『トリシティ』が進化! SNSでの注目は「デザイン」と「屋根が付くか」
  5. 復活の『テスタロッサ』にスパイダー、ハードトップは14秒で開閉可能…最高速330km/h
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る