30周年を彩る朝焼けオレンジ色、マツダ ロードスター 国内150台限定[新聞ウォッチ]

マツダ・ロードスター30周年記念車(米国仕様)
マツダ・ロードスター30周年記念車(米国仕様)全 2 枚

気になるニュース・気になる内幕---今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。…………

マツダの小型オープンカー『ロードスター』が平成元年(1989年)に発売してから今年で30周年を迎えたのを記念し、東京・千代田区の東京ミッドタウン日比谷では歴代ロードスターの展示とともにロードスター開発担当主査らによるトークショーも開催するなど30周年記念イベントも目白押しだ。

ミッドタウン日比谷にはトヨタ自動車の高級車ブランド「レクサス」のアンテナショップもあり、この日ばかりは1階のアトリウムにはモーターファンが大勢詰めかけていた。

一方、マツダではロードスター30周年を記念した特別仕様車を世界で3000台、このうち国内でも150台を限定販売すると発表。きょうの毎日や産経なども取り上げているが、その記念モデルの特別仕様車は朝焼けのようなオレンジ色の車体が特徴という。

マツダ・ロードスター30周年記念車(米国仕様)マツダ・ロードスター30周年記念車(米国仕様)

マツダの商品本部主査兼デザイン本部チーフデザイナーでロードスター・MX-5担当の中山雅氏によると「30周年を超えてもロードスターを造り続けていくという意思を込め、1日の始まりを予感させる朝焼けのようなオレンジ系の特別色を採用した」そうだ。

思えば元号が平成に替わる30年前のバブル期のマツダといえば、国内販売網は5チャンネル体制で、ルマン24時間レースでは日本車初の総合優勝を飾るほど勢いづいていたが、その後は急激な円高の影響を受けて業績が悪化し、米フォードが出資比率を引き上げてリストラを加速。

さらに、リーマン危機後はフォードが離脱するという逆風下で、4期連続の赤字が続くなど平坦な道のりではなかった。「朝の来ない夜はない」という格言があるが、まさに、30周年を迎えたロードスターは激震が走ったマツダの平成時代を投影しているクルマともいえそうだ。

2019年3月26日付

●車いすタクシー研修義務、国助成業者、乗降補助実技で(読売・1面)

●株全面安650円下げ、世界経済の減速懸念(読売・1面)

●小型EVバスを日本市場投入へ、中国・BYD(読売・7面)

●国内の新車販売前年度比2.0%減、19年度見通し(朝日・9面)

●ゴーン前会長会見「来月に」弁護団取締役会には出席せず(朝日・38面)

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●エコ列車で行こう、京急系列で生分解ストロー(毎日・6面)

●朝焼けのオレンジロード、マツダ30年記念車発売へ(毎日・7面)

●特別委あす報告書、日産定款変更提案へ、「ゴーン後」体制本格検討(産経・13面)

●ヤマト、宅配用EV開発、独DHLと、秋に500台導入(日経・1面)

●配当1兆円超10社、リーマン後11年間の総額(日経・21面)

《福田俊之》

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