欧州委員会、先進運転支援システムの義務化で暫定合意…2022年からの施行目指す

コンチネンタルの先進運転支援システムのイメージ
コンチネンタルの先進運転支援システムのイメージ全 2 枚

欧州委員会(EC)は3月26日、欧州全域において、自動車への先進運転支援システム(ADAS)の装着を義務づけることで暫定的に合意した、と発表した。2022年からの施行を目指す。

【画像全2枚】

今回の暫定合意では、乗用車、商用車、トラック、バスに、運転中の眠気や注意散漫の警告システム(運転中のスマートフォンの使用を含む)、インテリジェントなスピードアシスト、カメラやセンサーによる後方確認装置、事故発生時のデータを記録する「ブラックボックス」の装着を義務づける。

これに加えて、乗用車と商用車では、車線維持支援システム、緊急時の自動ブレーキ、衝突安全性を高めたシートベルトを義務化する。

また、トラックとバスでは、死角をなくすシステムや、交差点などでの歩行者や自転車の巻き込み事故を防ぐ警告システムの装着を義務づける。

この暫定合意は今後、議会などで正式な承認を受けることが必要だ。欧州委員会では、2022年からの施行を目指している。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 大人の秘密基地のキャンピングカー提案、「TRIP BLACK EDITION」出展へ…ジャパンモビリティショー2025
  2. 新型センチュリーは2ドアに、レクサス『LS』は6輪ミニバンに大変身…土曜ニュースランキング
  3. 「トヨタがロールスロイスと勝負するのか?」2ドアクーペの新型センチュリー発表に、SNSは興奮の渦
  4. 日産『ムラーノ』、「プロパイロット」搭載でハンズフリー運転が可能に…米2026年モデル
  5. 【メルセデスベンツ Aクラス 新型試乗】装備充実の“Urban Stars”、スポーティに振ったクルマか?と思いきや…島崎七生人
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る