ダイムラー、レベル4の自動運転トラックの開発促進…米企業を買収へ

自動運転技術を手がけるトルク・ロボティクス社の本社とダイムラー傘下のフレートライナーベースの自動運転トラック
自動運転技術を手がけるトルク・ロボティクス社の本社とダイムラー傘下のフレートライナーベースの自動運転トラック全 1 枚

ダイムラー(Daimler)は3月29日、自動運転技術を手がけるトルク・ロボティクス(Torc Robotics)社を買収することで合意した、と発表した。

トルク・ロボティクス社は2005年、米国バージニア州に設立された。自動運転車向けのソフトウェアソリューションを開発しており、SUVから300トンの鉱山用トラックまで、自動運転化する技術を持っている。

今回の買収は、ダイムラーがレベル4の自動運転トラックの実現に向けた開発の取り組みの一環となる。現在の社会では、より安全な道路と、より持続可能な輸送ソリューションへの要望が高まっている。ダイムラーは、レベル4の自動運転トラックが、そのニーズに応えることができると見込む。

レベル4の高度な自動運転トラックは、24時間体制で車両の利用率を高めることで、効率と生産性を向上させる。夜間など交通量の少ない時間帯に走行できるため、ルート管理によって交通渋滞を回避できる。2015年から2050年までの間に、世界の貨物輸送量は2倍以上に増えると予想されているため、自動運転トラックの開発は重要なテーマになるという。

ダイムラーは現在、2つのセンサーをレベル2の自動運転トラックで使用している。レベル4実現に向けた開発ステップでは、まったく新しいレベルのデータ量が必要で、データ処理の品質に対する要求も非常に高くなるという。ダイムラーは、レーダー、カメラ、ライダーという3つの異なる技術的アプローチを基本に、トルク・ロボティクスの技術を導入しながら、レベル4の自動運転トラックの開発を促進していく。

《森脇稔》

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