ボルボカーズ、次世代モデルの開発を加速…スウェーデン工場の塗装施設を刷新へ

ボルボカーズのスウェーデン・トースランダ工場
ボルボカーズのスウェーデン・トースランダ工場全 3 枚

ボルボカーズ(Volvo Cars)は3月29日、スウェーデン・トースランダ工場の塗装施設を刷新すると発表した。これにより、塗装施設のエネルギー消費量と排出ガス量は、少なくとも3割削減できる、としている。

トースランダ工場は、ボルボカーズ最大の工場だ。2018年には29万1000台を生産した。同工場の従業員は、およそ6500名。ボルボカーズが自社開発した拡張可能なプラットフォーム、「SPA」(スケーラブル・プロダクト・アーキテクチャー)の車両を生産している。SPAは、ボルボ「90シリーズ」と「60シリーズ」が採用している。

ボルボカーズは、トースランダ工場への新しい塗装施設の導入により、さらに効率的な生産プロセスを可能にすることを目指す。また、SPAの後継の「SPA2」(スケーラブル・プロダクト・アーキテクチャー2)をベースとするボルボカーズの次世代モデルの開発を加速させていく。

なおボルボカーズは、グローバル生産ネットワーク全体のエネルギー消費量と排出ガス削減に向けた取り組みに加えて、自社製品に持続可能な素材をより有効活用するための努力も行っている。2025年までに、新たに発売されるすべてのボルボカーズ車に使用するプラスチック材のうち、少なくとも25%を再生素材にすることを目指している。

《森脇稔》

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