BMWとマイクロソフト、提携を強化…自動運転輸送システム向けプラットフォームなどを開発へ

BMWグループのドイツ工場に導入されている自動運転輸送システム
BMWグループのドイツ工場に導入されている自動運転輸送システム全 3 枚

BMWグループ(BMW Group)とマイクロソフト(Microsoft)は4月2日、ドイツで開催中の「ハノーバーメッセ2019」において、両社が提携を強化することで合意した、と発表した。

すでにBMWグループとマイクロソフトは、提携関係にある。BMWグループはクラウドサービスの大半に、マイクロソフトの「アジュール」(Azure)を採用している。

今回の提携強化では、マイクロソフトのアジュールの産業用IoTクラウドプラットフォーム上に構築された「オープン・マニュファクチャリング・プラットフォーム」を開発。自動車産業だけでなく、他の製造業者やサプライヤーにもコミュニティへの参加を呼びかけ、製造業がより迅速でコスト効果の高いイノベーションを可能にすることを目指す。

具体例のひとつが、BMWグループのドイツ・レーゲンスブルク工場で使用している第2世代の自動運転輸送システム向けのIoTプラットフォームの開発だ。BMWグループのIoTプラットフォームは、マイクロソフトのアジュールのクラウドやIoT、AI機能をベースに構築されている。現在3000台以上の機械やロボット、自動運転輸送システムが、これに接続されている。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「ベントレー史上最大のデザイン革命」初のコンセプトEVは、全長5m超えの3名乗りクーペ
  2. 公取委、ダンロップに行政処分 全天候型タイヤ「安売り阻止」疑い[新聞ウォッチ]
  3. もしも「タイプ992」が初代911をオマージュした世界線だったら…? ウクライナのデザイナーが再解釈
  4. オランダの愛好家が10年で完全復元した、世界に1台だけのポルシェ『356A』
  5. 「鈴鹿8耐」最注目のヤマハ車は完全新作の『YZF-R9』! 150万円を切るなら「ブレイクの予感」しかない
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  5. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
ランキングをもっと見る