フェアレディZとシティ、光を放ったオープンモデル…オートモビルカウンシル2019

日産『フェアレディZ』2by2 300ZXツインターボ GCZ32型
日産『フェアレディZ』2by2 300ZXツインターボ GCZ32型全 10 枚

マツダがロードスター30周年記念車を日本初公開した同社ブースのとなり、1980年代の名車たちが並ぶ「百花繚乱80's」コーナーには、日産『フェアレディZ』とホンダ『シティ』のオープンモデルが、その古さを微塵も感じさせず、スペシャルなオーラを放っていた(オートモビルカウンシル2019)。

日産フェアレディZ 2by2 300ZXツインターボ GCZ32型は、「スポーツカーに乗ろうと思う」というキャッチコピーとともに登場した4代目モデルの4座オープンモデル。Z32型は、2座(3ドアファストバック)のほか、この4座Tバールーフ版や、2ドアコンバーチブル版が設定されていた。

エンジンは3.0リットル水冷V型6気筒DOHCツインターボ。ワイドアンドローのプロポーション、大胆なキャビンフォワードとショートオーバーハングに、6400回転で280馬力を生み出す強烈なツインターボつきの心臓が備わるモデルだった。

足回りは4輪マルチリンクサスペンション、スーパーHICAS、アルミキャリパー対向4ピストンブレーキといった当時の最新技術が盛り込まれ、いまも中古車市場で200万円以上の値がつき、すぐに「売約済み」となるほどまだまだ人気があるスポーツカーのひとつ。

モトコンポと“セット売り”で注目集めたシティ

ホンダ『シティ・カブリオレ』ホンダ『シティ・カブリオレ』いっぽう、ホンダ・シティのオープンモデル、「シティ・カブリオレ」(ER型)は、前出の日産フェアレディZ 2by2 300ZXツインターボ GCZ32型のほぼ半分の車重。質量で800kgという軽くて小さくてかわいいクルマ。エンジンは1.2リットルCVCC水平直列4気筒横置きOHC。5500回転で最高出力67馬力を発生させた。

「シティは、ニュースにあふれてる」というキャッチコピーで1981年にデビューしたシティは、そのトールボーイスタイルや、シティに積み込める専用バイク『モトコンポ』とのセット売りで注目を集めたモデル。

そのオープンモデルのシティ・カブリオレは、3年後の1984年に登場。ピニンファリーナ社の技術協力を得て開発されたオープンボディには、カラフルに12色のカラーラインナップを用意。黒いオーバーヘッドバーが、Tバールーフなどと違った独特のオープンスタイルを演出し、若者に支持された。

《レスポンス編集部》

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