ZF、レベル2の自動運転システム「コパイロット」発表へ…上海モーターショー2019

ZFの自動運転システム「コパイロット」を搭載したジャガーI-PACEのデモ車両
ZFの自動運転システム「コパイロット」を搭載したジャガーI-PACEのデモ車両全 3 枚

ZFは4月12日、中国で4月16日に開幕する上海モーターショー2019において、「レベル2」を可能にする最新の自動運転システム「コパイロット」(ZF coPILOT)を初公開すると発表した。

ZFのコパイロットは、部分自動運転のレベル2を可能にするシステムだ。ZFの「ProAI」セントラルコンピュータとエヌビディアの「NVIDIA DRIVE」プラットフォーム、360度のセンサーを搭載する。量産用に設計されており、2021年から利用可能になる予定だ。

ZFのコパイロットでは、AI(人工知能)を活用し、高速道路でさまざまな自動運転機能を可能にする。また、コパイロットは音声コマンドで操作することができる。交通状況を認識し、ドライバーを監視するように設計されており、危険な状況を回避するのに効果を発揮するという。

ZFは上海モーターショー2019において、ジャガーカーズのEV、ジャガー『I-PACE』にコパイロットを組み込んだデモ車両を初公開する予定だ。このデモ車両には、ZFのセンサー、フロントレーダー、4個のコーナーレーダー、8台のカメラを搭載する。

ZFのコパイロットは、よりリラックスした高速道路走行のために、クルーズコントロール、アクティブステアリングアシスト、車線維持アシストを組み合わせる。車線変更や追い越し、合流を行うことができる。さらに、システムは、歩行者、接近中の車両、交差点を認識しながら、車両の周囲を分析することが可能、としている。

《森脇稔》

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