コンコルソデレガンツァ京都2019…ベストオブショウはランボルギーニとザガートのダブルネーム

ランボルギーニ3500GTZ
ランボルギーニ3500GTZ全 16 枚

4月13日から14日にかけて開催されたコンコルソ・デレガンツァ京都2019が閉幕。最終日には授賞式が行われた。

初日は晴天、翌最終日は雨がそぼ降る中、世界遺産京都元離宮二条城にてコンコルソ・デレガンツァ京都2019が開催された。アメリカのペブルビーチ、ヨーロッパのコンコルソ・デレガンツァ・ヴィラデステに並ぶようなコンクールデレガンスを、アジアの代表として、日本で開催することを目標に行われてきて、今回で3回目となった。

今年のテーマは100周年を迎えたカロッツェリ・ザガートと、ポロストリコに力を入れているランボルギーニだ。50台以上の参加台数のうち過半数が両社のモデルで占められていた。

13日は一般の見学と共に、審査員によるジャッジ。翌日はこのイベントのために来日したカロッツェリアザガートのチーフデザイナーである原田則彦氏によるデザインワークショップや、カロッツェリアザガートとショパールのコラボレーションウォッチ、『ミッレミリアクラシッククロノグラフザガート100thアニバーサリーエディション』の発表などが行われた。

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これまで以上の数の来場者が訪れたようで、会場となった通常は非公開エリアである二の丸御殿中庭に展示された車両の周りには常に人だかりが絶えなかった。

さて、元日産のデザイントップ、中村史郎氏をはじめとしたコンクールデレガンス審査員は、ペブルビーチやヴィラデステの審査員や審査委員長を務めるこの世界の重鎮たちだ。そういった審査員がジャッジメントする点を見ても、欧米のコンクールに肩を並べる意気込みが感じられる。

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今年のベストオブショウはランボルギーニ『3500GTZ』(※)が受賞。今回のテーマの両方を兼ね備えたクルマであることはもちろん、左右のハンドルそれぞれ1台ずつしか作られなかったといわれ、そのヒストリーもしっかりとしたものであることが評価された。同時にレース&プロトタイプクラスウイナー、ベストザガートアワードも受賞した。

《内田俊一》

内田俊一

内田俊一(うちだしゅんいち) 日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 1966年生まれ。自動車関連のマーケティングリサーチ会社に18年間在籍し、先行開発、ユーザー調査に携わる。その後独立し、これまでの経験を活かしデザイン、マーケティング等の視点を中心に執筆。また、クラシックカーの分野も得意としている。保有車は車検切れのルノー25バカラとルノー10。

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