「Yahoo!カーナビ」がApple「CarPlay」に初対応、車載に最適化したUIを実現

CarPlayに対応した「Yahoo!カーナビ」のデモ走行。走行中は安全上、スマホ画面はブルーになる
CarPlayに対応した「Yahoo!カーナビ」のデモ走行。走行中は安全上、スマホ画面はブルーになる全 20 枚

ヤフー(Yahoo!JAPAN)は、2014年より提供してきた無料カーナビアプリ「Yahoo!カーナビ」(iOS版)をApple CarPlayで使えるようになる正式版を4月16日より公開する。15日、その機能の一端を紹介する記者会見を都内で開催した。

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この対応によって、「Yahoo!カーナビ」をインストールしたiPhoneを「CarPlay」対応の車載器に接続すれば、車載機器に最適なインターフェイスで同アプリが利用できるようになる。アプリそのものはすでに4月8日に対応を果たしていたが、この時点では地図の自動更新機能には非対応だった。16日に提供するバージョンより正式版としてCarPlay上で同アプリが使えるようになる。

「Yahoo!カーナビ」は、2014年にリリースされて以降、無料で使えるカーナビ用アプリとして人気が高い。iOS向けとAndroid向けがある。その機能は年々高められており、地図データはサーバー上にあるため常に最新であるだけでなく、Yahoo!会員になればJARTIC(日本道路交通情報センター)から提供される交通情報も利用可能に。特にJARTICの交通情報は30日先までの渋滞を予測でき、事前に交通状況を把握することも可能。駐車場の満空情報もリアルタイムで表示できる。

既にGoogleマップはCarPlayに対応を果たしており、「Yahoo!カーナビ」の対応を期待する声は高かったようだ。この時期に対応を果たしたことについてヤフー ローカル検索本部の金木雄太氏は、「近年になりCarPlayに対応する車種が増加してきており、ユーザーからの要望も多くなってきたことが大きい」と話す。開発に携わったローカル検索本部デザイン開発部の菊地七瀬氏は、開発中に使用した手書きのラフや試作画面を披露しながら「開発に当たって第一に考えたのはYahoo!カーナビで出来たことを違和感なく使えるようイチから再設計したこと」だという。

CarPlayへの対応に伴い、「Yahoo!カーナビ」はこれまでCarPlay上でできなかった以下の4つの新機能をを追加している。1つめは交差点に近づくと音とカウントダウン表示にを使ってそのタイミングをガイドするもので、右左折のポイントでは「ポン♪」という音で改めて知らせる。2つ目は地図上から目的地を設定可能となったことで、その都度検索するよりも直感的に行きたい場所を選べる。

3つめは、iPhoneで設定した「施設アイコン表示」設定をCarPlayでも引き継いげるようにした。そして4つめはCarPlayと接続を解除するとiPhoneに駐車位置が自動保存されるというもの。これにより、駐車位置を見失うことがなくなるというわけだ。

ただ、「Yahoo!カーナビ」が持つすべての機能が反映できているわけではない。ヤフー ローカル検索本部の金木雄太氏によると、「感覚で言えばアプリ単体の60~70%程度」にとどまっているという。ヤフーとしてはAppleの承認にも左右されるものの、今後は可能な限りバージョンアップで対応していきたいとする。

たとえば、「Yahoo!カーナビ」でお気に入りとしてキープした地点を反映することも対応したい機能の一つ。高速道路上などの分岐をイラストで分かりやすく案内し、細かな動作のカスタマイズについても対応していく計画でいるという。また、Android Autoへの対応については「現状、GoogleがサードパーティにSDKなどを開放しておらず、それ次第での対応となる」(ヤフー サービスマネージャー齋藤聖隆氏)とした。

《会田肇》

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