【三菱 エクスパンダー 海外試乗】アジアの多人数乗車を変える可能性を秘めた1台…諸星陽一

三菱 エクスパンダー に特別試乗
三菱 エクスパンダー に特別試乗全 9 枚

タイのバンコク近郊で開催されたバンコクモーターショーの会場の特設コースで、話題の三菱『エクスパンダー』に試乗した。

【画像全9枚】

エクスパンダーは『ミラージュ』のプラットフォームを用いて開発された3列シートの多人数乗車モデル。トヨタ『フォーチュナー』などはフレーム付きプラットフォームを採用するモデルだが、エクスパンダーはモノコックで3列シートを実現しているところが特徴的。

ボディサイズは全長4475mm、全幅1750mm、全高1695mm。最低地上高は200mmが確保され、荒れ地や水没路面での走破性を確保している。

サードシートのスペースは日本のミニバンに比べれば多少狭めではあるものの、東南アジアのクルマ事情を考えれば十分に快適だろう。なにしろトラックの荷台にぎゅうぎゅう詰めで乗ってしまうような状況なのだから、しっかり屋根があり、シートベルトが付き、柔らかなシートがあればそれはもう十分以上な環境なのである。

エンジンは自然吸気1.5リットルで最高出力は105馬力。試乗車は4速ATだったが、まだまだタイではマニュアルミッションを好むユーザーも多く5速MTも用意されている。スタート時の加速はかなり力強く、スッと前に出ることができる。タイ全体ではあまり発進加速は重視されていないが、都市部では渋滞が多いこともあり発進加速は重視されるようだ。この手の多人数乗車モデルは、まだまだ郊外では売れず、都市部での人気が高い。

ハンドリングはなかなかスポーティで、試乗コースに設けられたスラロームやダブルレーンチェンジも軽快にこなしていく。地上高が高いこともあり、ロールは大きいが不安感は一切ない。ABSが作動するフルブレーキングでも姿勢は安定していた。アジア地区での人気は非常に高く、発表当初は納車までに時間がかかっていたようだが、現在はかなり改善したとのことだ。

■5つ星評価
パッケージング:★★★★
インテリア/居住性:★★★★
パワーソース:★★★★
フットワーク:★★★★
オススメ度:日本未発売

諸星陽一|モータージャーナリスト
自動車雑誌の編集部員を経て、23歳でフリーランスのジャーナリストとなる。20歳代後半からは、富士フレッシュマンレースなどに7年間参戦。サーキットでは写真撮影も行う、フォトジャーナリストとして活動中。趣味は料理。

《諸星陽一》

諸星陽一

自動車雑誌の編集部員を経て、23歳でフリーランスのジャーナリストとなる。20歳代後半からは、富士フレッシュマンレースなどに7年間参戦。サーキットでは写真撮影も行う、フォトジャーナリストとして活動中。趣味は料理。

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