JR西日本×瀬戸内海汽船、新型観光高速クルーザー導入へ 2020年夏

観光型高速クルーザー(イメージ)
観光型高速クルーザー(イメージ)全 1 枚

JR西日本と瀬戸内海汽船は、2020年夏を目途に観光型高速クルーザーを開発・導入し、鉄道と船舶を組み合わせた新たなせとうち観光周遊ルート構築に着手すると発表した。

両社は、2018年より瀬戸内海汽船グループ保有の高速船「はやしお」で島々をめぐるツアー「せとうち島たびクルーズ」を企画・販売してきた。また、両社グループおよび国土交通省中国運輸局は、「せとうちエリアの海事観光の振興に向けた連携協力に関する協定」を締結。2020年東京オリンピック・パラリンピック、同年秋の「せとうち広島デスティネーションキャンペーン」の開催をにらみ、瀬戸内の多島美をより贅沢に、またより多くの人に楽しんでもらえるよう、島めぐり観光に最も適した専用船の開発・導入を決定した。

新造船は、スーパーヨット型のデッキを備えた観光型クルーザーで、長時間の乗船に適し、島々の観光地を効率よくめぐることができる高速船とする。定員は旅行会社によるチャーターにも適した90人程度で、外国人観光客も快適に利用できるよう、船内案内設備を充実させる計画。海上周遊ルートは、「せとうち島たびクルーズ」の立寄港をベースに基本ルートを検討し、その他、旅行会社などのニーズに対応する瀬戸内海での貸切運用なども検討していく。

なお、両社のグループ会社であるJR西日本イノベーションズと瀬戸内シーラインは共同で船舶を保有する新会社を5月以降に設立。新造船は新会社の所有とし、瀬戸内シーラインに貸し渡し、同社が運航を担う計画だ。

《纐纈敏也@DAYS》

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