ルノー、ラストマイル配達想定の小型EV発表…航続150km

ルノー EZ-FLEX
ルノー EZ-FLEX全 10 枚

ルノーグループは5月16~18日、フランス・パリで開催された「VIVA TECHNOLOGY」において、EVコンセプトカー、ルノー『EZ-FLEX』(Renault EZ-FLEX)を初公開した。

VIVA TECHNOLOGYは、世界最大規模のスタートアップの展示会だ。2016年から開催されており、今年で3回目となる。2017年には、およそ5000社のスタートアップが出展している。

EZ-FLEXは、ルノーが開発した小型の商用EVプロトタイプだ。都市部での配達における「ラストマイル」の課題に対するソリューションを提案した1台が、ルノーEZ-FLEXとなる。

EZ-FLEXのボディサイズは、全長3860mm、全幅1650mm、全高1880mm。最小回転半径は4.5 mと、取り回し性に優れる。コンパクトボディでありながら、荷室容量は3立方mを確保している。

配達の際の頻繁な乗り降りに配慮して、運転席へアクセス性を高めた。ヒューマンマシンインターフェースは最新のもので、スマートフォンに完全に統合されている。

EZ-FLEXは現在位置、走行距離、航続、速度、停車位置など、さまざまなデータを収集する。このデータは、リアルタイムまたは毎日1回、車載コネクトシステムを通じて送信される。また、EZ-FLEXのEVパワートレインに関しては、1回の充電での航続が最大150kmの性能を備える。

ルノーはこのEZ-FLEXを10台製作し、今後2年間、フランス郵政公社をはじめ、欧州の企業や自治体などに貸し出し、実証実験を行う、としている。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. マツダ『CX-5』新型を欧州で発表…日本では2026年中に発売
  2. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  3. VWの高性能小型EV『ID.3 GTX』、2代目ゴルフに着想の「FIRE+ICE」限定発売へ
  4. 真夏のダッシュボードが20度以上低下!? 驚きの遮熱サンシェード新時代[特選カーアクセサリー名鑑]
  5. ダイハツの新型『ムーヴ』が絶好調!「スライドドア化は正解」「やるじゃんダイハツ」と評価の声
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  2. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  3. リチウムイオン電池の寿命を2倍に、矢崎総業、バインダフリー電極材料を開発
  4. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
  5. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
ランキングをもっと見る