人工筋肉ロボットハンドを実用化へ、豊田合成がベンチャーに出資

e-Rubberセンサを用いた「触覚ハンド」(イメージ)
e-Rubberセンサを用いた「触覚ハンド」(イメージ)全 3 枚

豊田合成は6月10日、e-Rubberセンサを用いた触覚付きロボットハンドを実用化するため、ロボティクスサービスを提供するスタートアップのQBIT Roboticsに出資したと発表した。

e-Rubberは電圧を加えると収縮する次世代ゴムで、ロボット向けの軽くて柔らかい人工筋肉としての活用を想定している。

QBITはエンターテイメント業などのサービス業界向けに、人と協力して仕事をする「協働型ロボット」を中心としたシステムを開発し、労働力不足などの社会課題の解決策となるロボティクス・サービスを提供するスタートアップ。今回、豊田合成は1億2000万円出資した。出資比率は7.6%。

豊田合成は、e-Rubberセンサを使って従来のロボットにはなかったモノの形状や硬軟などを感知できる「触覚ハンド」を開発中で、QBITのロボットシステムと組み合わせることで、人により近い仕事を行えるロボットの実現を目指す。

次世代ゴム「e-Rubber」の活用を想定する領域次世代ゴム「e-Rubber」の活用を想定する領域

両社は今後、少子高齢化社会を支える実用的なロボットの開発・実用化に向けてコラボレーションを加速させる。第1弾として、豊田合成の触覚ハンドを、ロボットカフェ「アンドロボットカフェシステム」に導入する。

《レスポンス編集部》

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