羽越本線と陸羽西線の一部区間で運行再開の目途立たず 山形県沖を震源とする地震

羽越本線を走るE653系1000番台の特急『いなほ』。酒田~秋田間から運行を再開する。
羽越本線を走るE653系1000番台の特急『いなほ』。酒田~秋田間から運行を再開する。全 1 枚

6月18日22時22分に発生した山形県沖を震源とする最大震度6強の地震により、山形県内を通過するJR東日本羽越本線と陸羽西線が甚大な被害を受けた模様だ。

国土交通省が6月19日8時に発表した速報によると、羽越本線では同日7時の時点で、鶴岡市内の小岩川駅でホーム損傷や電化柱の傾斜が、三瀬(さんぜ)駅でホームの亀裂が判明。また、酒田市内の東酒田駅ではホームの損傷が判明したとされている。

これにより、羽越本線では村上駅(新潟県村上市)と酒田駅(山形県酒田市)の間で運行を見合わせており、13時2分時点で運行再開の目途は立っていないという。代行輸送は行なわれていない。

また、陸羽西線では13時2分の時点で、古口駅(山形県戸沢村)と余目(あまるめ)駅(山形県庄内町)の間が線路点検中で、こちらも運行再開の目途は立っていないという。

羽越本線では新潟~秋田間の特急『いなほ』が始発から全面的に運行を見合わせていたが、酒田~秋田間では秋田行き『いなほ5号』(酒田の所定発車時刻は14時41分)から運行を再開するとしている。

また、JR貨物の貨物列車は、12時時点で羽越本線や信越本線で運行している9往復が運休したという。

《佐藤正樹(キハユニ工房)》

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