メルセデスベンツ GLC / GLCクーペ 改良新型、量産第一号車がラインオフ…今夏欧州で納車開始へ

メルセデスベンツ GLC 改良新型の量産第一号車
メルセデスベンツ GLC 改良新型の量産第一号車全 12 枚

メルセデスベンツは6月27日、改良新型『GLC』(Mercedes-Benz GLC)と『GLCクーペ』(Mercedes-Benz GLC Coupe)の量産第一号車が、ドイツ工場からラインオフした、と発表した。

GLCは、『GLK』の後継モデルとして、2015年6月に欧州で発表された。このGLCがデビューから4年が経過し、初の本格改良を実施している。

改良新型のエクステリアには、デイタイムランニングライト付きのLEDハイパフォーマンスヘッドランプを標準装備した。マルチビーム技術を導入したフルLEDヘッドランプは、オプションで選択できる。リアには、フルLEDテールランプを採用。エグゾーストを組み込んだリアバンパーやクロームスキッドプレートも新しい。17~19インチのホイールも新デザインだ。「AMGライン」仕様には、ダイヤモンドパターンのフロントグリルや専用バンパーが装備される。

インテリアには、新デザインのマルチファンクションステアリングホイールを採用した。新しいステアリングホイールには、2つの仕様が用意され、各種操作を行うタッチコントロールボタンが付く。センターコンソールの多機能タッチパッドでは、ジェスチャーを含めた指の動きやマルチタッチ制御を使用して、テレマティクス機能を操作する。これは音声制御に代わるものとして機能し、文字や数字などを手書きで入力することができる。タッチパッドの表面は、はっきりとした触覚だけでなく、音響的フィードバックも提供する。

改良新型には、48Vのマイルドマイブリッドを採用する。新開発の2.0リットル直列4気筒ガソリンターボエンジンに、48Vのマイルドハイブリッドを組み合わせた。ベルトを介してクランクシャフトと接続されるスターターとジェネレーターを兼ねるモーター、「BSG」(ベルトドリブン・スターター・ジェネレーター)を採用する。

48Vの電気システムも導入され、回生ブレーキなどにより発電した48Vの電気を、蓄電容量1kWhのリチウムイオンバッテリーに蓄える。このバッテリーの電力が、必要な際に最大出力14ps、最大トルク16.3kgmのモーターを回して、エンジンのパワーをアシストする。

この改良新型GLCとGLCクーペの量産第一号車が、ドイツ・ブレーメン工場からラインオフした。欧州市場における納車は今夏、開始される予定だ。

《森脇稔》

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