自工会 日高二特委員長「チームジャパンでEVバイクの規格統一や利便性はかる」

二輪車国内市場の活性化に向けた取り組みでは、引き続き二輪車の駐車場不足・高速道路料金適正化・通行規制見直しについて取り組んでいくとしたが、会場から「二輪車の問題を継続してやっていかなければならないのはわかるが十年来一律で、四輪も同じような問題を抱えているなか、横の連携が足りないのではないか」との指摘があった。これに対し日高氏は「(自工会の)豊田(章男)会長とも議論したい」と話した。
また、国内二輪車販売台数が37万台を切った大きな要因として原付1種(50cc)の需要が減り続けていることに関しても質問が相次いだ。
「50ccは(日本独特の市場として)ガラパゴスと言われるが、(排出ガスなど)規制は国際基準でかかってくる。その矛盾をどう考えているか」「原付1種のEV化に向けてどう考えているか」などの質問に対して日高氏は、「これからコミューターが電動化していく中で、原付の領域が一番電動化に適しているのはわかっている。チームジャパンとして規格の統一やユーザーの利便性をはかっていく所存である」と話した。
《小林ゆき》