『サウンド調整術入門』イコライザー…乱れを補正するコツ

『サウンド調整術』入門! 第4章「イコライザー」の調整方法 その4 “乱れを補正するコツ”
『サウンド調整術』入門! 第4章「イコライザー」の調整方法 その4 “乱れを補正するコツ”全 1 枚

カーオーディオの音を良くするための重要項目の1つ、『サウンド調整術』について解説している当コーナー。現在は「イコライザー調整」のやり方を紹介している。今回も13バンドタイプの「イコライザー」の操作方法をお伝えしていく。

さて前回は、“特性の乱れ”を把握する方法を紹介した。それに引き続き今回は、“特性の乱れ”を補正する方法を解説していく。

補正するにあたっては、1つ、絶対的なコツがある。それは「低い帯域から調整する」というものだ。その理由は以下のとおりだ。

音は、音程を決める“基音”という成分と、音色を決定付ける“倍音”という成分とで構成されている。なお、“基音”と“倍音”は、整数倍の関係にある。例えば、ギター等のチューニングで使われる“A(ラ)”の音は、周波数で言うと約440Hz。つまり“基音”が440Hzで、それに対して2倍の880Hz、3倍の1.32kHz、4倍の1.76kHz…、これらの周波数の音が“倍音”として“基音”に乗っている。

なお、“倍音”は“基音”に多大に影響される。“基音”が何らかの原因で乱されると、そのことが“倍音”にも影響してくる。土台がぐらつくとその上に乗っているものも不安定になる。それと同じことが音でも起きるのだ。

ゆえに、以下のような現象も発生する。例えば、「イコライザー」の800Hzのバンドにピークがあったとき、“基音”の乱れが原因である場合には、800Hzのバンドを下げてもピークが解消されない…、このようなことも往々にして起こり得るのだ。

なので、補正の操作をするときには低いバンドから調整していくことが鉄則となるのだ。低いバンドを操作することで高いバンドの乱れも同時に解消されることもある。そしてそうであったなら、その高い方のバンドはもう触る必要がなくなる。触ってしまえば、むしろ特性を乱すことにもなりかねない。

「イコライザー調整は低いバンドから」。お忘れなく。

今回はここまでとさせていただく。次回も「イコライザー」の操作方法の解説を続行する。お楽しみに。

『サウンド調整術』入門! 第4章「イコライザー」の調整方法 その4 “乱れを補正するコツ”

《太田祥三》

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