シトロエン、日本でも100周年イベント開催…“バーンファインド”の1923年製 5CV も展示

日本で見つかったシトロエン5CV
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プジョー・シトロエン・ジャポンはシトロエン創立100周年を記念し、日本においてもイベントを開催。そこに日本で発見された1923年製の『5CV』を展示すると発表した。

戦後すぐに日本に来た5CVを発掘

シトロエン・センティナリー・ギャザリング(仮)シトロエン・センティナリー・ギャザリング(仮)

バーンファインド(Barn Find)=「納屋モノ」とも呼ばれるクラシックカーが話題を集めている。長らく倉庫やガレージに放置され、そして人々の記憶から忘れ去られていたクルマが、ある時発見される。中にはとても希少なクルマたちもその中には混じっていることもある。海外で多く聞く話なのだが、日本においても近年そういったクルマたちが見つかることがある。

今回プジョー・シトロエン・ジャポンでもそんな1台、1923年製(一部では1925年ともいわれている)『5CV(Type C)』を譲り受け、シトロエン創立100周年を記念したイベントに展示する予定だという。

ラフェスタミッレミリア2019ラフェスタミッレミリア2019

5CVは、1922年に誕生。エンジンは4気筒856ccでおよそ550kgの車体を走らせていた。基本は2人乗りだが3人乗り仕様もあった。街乗りを想定したコンパクトカーという位置づけで、いまでいうところのA、Bセグメントあたりに相当する。いわば「シトロエン『C3』の遠いご先祖」とは、プジョー・シトロエン・ジャポン広報室PRマネージャーの森亨さんの弁。

経緯は、今年の春、シトロエンコールセンターに、「知人の所におきっぱなしになっている1923年製らしいシトロエンがあるので引き取ってもらえないか」という電話があったことから始まる。

コンフォート・ラ・メゾン・シトロエンコンフォート・ラ・メゾン・シトロエン

森さんが早速実際に見に行ったところ、そのヒストリーが明らかになった。「第二次世界対戦後に布教の足としてフランス人宣教師が日本に持ち込んだもので、この宣教師が北海道に移転することから関東にて転売。その後オーナーが2人ほど変わった。現オーナーが譲り受けた時は不動車だったが、1988年から89年にかけて自身でレストア。その時の手がかりは、日本語で書かれた自動車雑誌のモノクロ写真数枚だけだった」と、森さんは現オーナーであり、レストアしたオーナーの未亡人から話を聞いた。

従って厳密にいうならば、「この外装のレストアはオリジナルとは若干ディテールが違っている。しかし、少ない資料を基にレストアされたものなので、その違いも含めてシトロエンを愛したオーナーの創意工夫の証であり、古くから日本にあるシトロエンと、日本の自動車文化のひとつの証言になると思い、現状のままで展示する」と述べた。

初期のシトロエン各モデル初期のシトロエン各モデル

3つの100周年記念イベントを開催

フランス本国で多くの100周年イベントが開催されているシトロエン。日本においても今年下半期にいくつかのイベントが開催される予定だ。まずは“シトロエン・センティナリー・ギャザリング(仮)”と題し、赤坂アークヒルズに於いて9月16日から23日まで開催。

初期のシトロエン各モデル初期のシトロエン各モデル

これは、100周年をキーワードに主にシトロエンファンや古いものを愛する方、自動車ファンの方のための交流の場、展示の場とする予定だという。今回の5CVをはじめ、100周年記念限定のシトロエン『C3』及び『グランドC4スペースツアラー』等の展示。また、蚤の市やマルシェも行われる予定だ。同時に代官山TSUTAYAから赤坂アークヒルズまで古いシトロエンのパレードランも予定しており、「現在各所と調整中だ。パレードの募集等は後日改めて案内する」とされた。

次にクラシックカーイベント、“ラフェスタミッレミリア2019(10月25日から28日開催)”に大会オフィシャルカーをサポートするもので、「スタート会場の原宿明治神宮の駐車場にシトロエンブースを構え、5CVを展示。クラシックカーファンに見てもらい、記念グッズの配布等々も行う予定だ。また古いシトロエンで参加される方にはプジョー・シトロエン・ジャポンから何らかのサポートができれば」と話す。

最後に11月25日から12月1日まで、“コンフォート・ラ・メゾン・シトロエン”と題し二子玉川ライズのガレリアを貸し切るイベントが予定されている。「コンフォートをキーワードにシトロエンのすべてを体験してもらうイベントを開催する。シトロエンの現行モデルの展示と試乗、また親子で楽しめる体験コーナーや、シトロエニストカフェのような独自のメニューのカフェなどいくつか企画を進めている」と発表され、積極的に日本での100周年記念イベントを開催していく方針を明らかにした。

《内田俊一》

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