R32 スカイラインGT-R レース仕様車はどうやって出来上がったのか

1990年2月、テスト走行
1990年2月、テスト走行全 4 枚

『R32スカイラインGT-R レース仕様車の技術開発』
著者:石田宜之 山洞博司
発行:グランプリ出版
定価:本体価格2000円(消費税除き)
ISBN978-4-87687-366-1

【画像全4枚】

今なお人気の高い日産R32『スカイラインGT-R』。そのレース活動を支えた技術者が、当時の様子を振り返った書籍が刊行された。

1989年に発売されたスカイラインGT-R。それをベースに開発されたレースモデルは、レース活動で大活躍した。まるで50勝を重ねた初代スカイラインGT-Rの再来ともいえるマシンであった。

本書ではGT-Rの祖先ともいえるS54Aスカイラインから始まるヒストリーのほか、R32スカイラインGT-R開発の動機やコンセプトや開発の過程が細かく述べられている。そこからどのようにグループAのレギュレーションに合わせポテンシャルを高めていったのか、具体的な開発目標を含め、具体的に語られている。こういったことは実際に現場にいた人間でないとわからないことが多いため、当事者が記したという意味でも本書は貴重な存在といえる。

また、開発に際しての具体的内容を詳細な図版や写真などを豊富に使い、わかりやすく解説してある点もポイントである。

多くのGT-Rファンばかりではなく、レースやそのメカニズムに興味を持つ人たちにもお勧めの1冊である。

『R32スカイラインGT-R レース仕様車の技術開発』『R32スカイラインGT-R レース仕様車の技術開発』なお本書は1994年に刊行された『スカイラインGT-R レース仕様車の技術開発』の新装版であり、その内容は1994年刊行当時のままである。

《内田俊一》

内田俊一

内田俊一(うちだしゅんいち) 日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 1966年生まれ。自動車関連のマーケティングリサーチ会社に18年間在籍し、先行開発、ユーザー調査に携わる。その後独立し、これまでの経験を活かしデザイン、マーケティング等の視点を中心に執筆。また、クラシックカーの分野も得意としている。保有車は車検切れのルノー25バカラとルノー10。

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