ピニンファリーナのEVハイパーカー、『バッティスタ』の最新仕様 8月15日に発表へ

ピニンファリーナ・バッティスタ の最新仕様
ピニンファリーナ・バッティスタ の最新仕様全 7 枚

アウトモビリ・ピニンファリーナは8月7日、EVハイパーカーの『バッティスタ』(Automobili Pininfarina Battista)の最新仕様の概要を明らかにした。実車は8月15日、モントレー・カー・ウィーク中のペブルビーチ・ツール・デレガンス(パレード)で初公開される。

画像:ピニンファリーナ・バッティスタ の最新仕様

アウトモビリ・ピニンファリーナは、イタリアのデザイン工房、ピニンファリーナの親会社であるインドの大手自動車メーカーのマヒンドラ&マヒンドラ(マヒンドラ)が立ち上げた新ブランドだ。その最初の市販車が、EVハイパーカーのバッティスタ。バッティスタとは、ピニンファリーナの創設者、バッティスタ・ファリーナ(Battista Farina)氏に敬意を表すネーミングとなる。

空力性能を向上させた新デザイン

モンテレー・カー・ウィークで初公開されるバッティスタの最新仕様は、風洞実験完了の結果を反映させて、エアロダイナミクス性能を引き上げているのが特長になる。

最新仕様では、フロントのデザインを見直した。フロントバンパーのエアインテークが新デザインになる。アウトモビリ・ピニンファリーナによると、この変更は、空力シミュレーションのノウハウを生かしたものであり、EVの航続を高める狙いがあるという。

また、ドアミラーのデザインも変更された。エアロダイナミクス性能と視認性を引き上げる新デザインを採用している。

4モーターで1900hp

バッティスタのEVパワートレインは、4個のモーターを搭載し、合計で最大出力1900hp、最大トルク234.5kgmを引き出す。パワフルなモーターが4輪を駆動し、トルクベクタリング機能も採用した。0~100km/h加速2秒以内、0~300km/h加速12秒以内の性能を発揮する。ピニンファリーナによると、0~100km/h加速2秒以内の性能は、現行のF1マシンを凌ぐという。

また、バッティスタは5種類の走行モードが切り替えできる。最高速は350km/hオーバーだ。リチウムイオンバッテリーはセンタートンネルとシート後方に、T字型にレイアウトされ、蓄電容量は120kWh。1回の充電での航続は、およそ450kmの性能を備える。バッテリーは急速充電に対応している。

なお、バッティスタのEVパワートレインの開発には、リマックアウトモビリ社が参画している。リマックアウトモビリ社は2009年、クロアチアに設立。アウトモビリ・ピニンファリーナとリマックアウトモビリ社は技術提携を締結。リマックの持つバッテリーやモーターなどの電動パワートレインやソフトウェア&ハードウェアを、ピニンファリーナバッティスタに供給する。

ブレーキは、カーボンセラミックを使用する。ローター径はフロント、リアともに390mmだ。キャリパーは、フロントが6ピストンとした。リアには、エアブレーキ機能が備わる。タイヤはピレリと共同開発した専用の「P-Zero」で、21インチサイズを装着している。

デジタルコクピットを採用

バッティスタのボディ構造は、フルカーボンファイバー製のモノコックに、カーボンファイバー製ボディパネルを組み合わせる手法で軽量化した。車体の前後はアルミによる構造として、衝突時の衝撃を吸収する。

バッティスタのインテリアデザインは、エレガントさを追求しながら、ドライバーが運転に集中できるインターフェースを取り入れた。ドライバー正面には、小型ディスプレイモニターがレイアウトされ、重要な情報を表示する。

コンパクトなステアリングホイールの両側には、ドライバーに向けた大型ディスプレイモニターを設置したデジタルコクピットを採用する。左側の画面で車両のダイナミクスとパフォーマンスをコントロールし、右側の画面でメディアとナビゲーションを操作する。ピニンファリーナによると、最小限のボタンとスイッチで、ドライバーが車と対話する方法を直感的に作り出す、としている。

《森脇稔》

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