ZF、ブレーキ事業を再編…商用車の自動運転技術の開発を推進

ZF本社(イメージ)
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ZFは9月19日、スウェーデンの自動車部品メーカー、ハルデックス(Haldex)社の持ち株およそ890万株を放出すると発表した。

今回の発表は、ZFのブレーキ事業の再編の一環だ。ZFは2019年春、ワブコ(WABCO)社を買収すると発表した。ワブコは1869年、米国に設立された。現在では、トラック、バス、トレーラーなどの商用車向けに、安全性、効率、コネクティビティ向上を可能にするブレーキコントロールシステム、技術、サービスを提供する世界的なサプライヤーだ。

ワブコの製品ラインナップは、統合ブレーキシステム、横滑り防止装置、エアサスペンション、トランスミッションコントロール、空力やテレマティクス、フリートマネージメントに関するソリューションなど、幅広い。

ZFは今回、ハルデックス社の持ち株およそ890万株を放出すると発表した。ZFはハルデックス社の発行済み株式の20%を保有している。今回の発表により、両社の資本関係は解消されることになる。

ZFは、ブレーキや4WD技術を手がけるハルデックスから、資本を引き上げる。その一方、ワブコの買収によって、商用車の自動運転を可能にする新しいテクノロジーの開発を、乗用車業界の動向に左右されずに推し進めていく、としている。

《森脇稔》

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