【東京モーターショー2019】自工会 豊田会長、100万人の来場者を目指す

日本自動車工業会 豊田章男 会長
日本自動車工業会 豊田章男 会長全 6 枚

日本自動車工業会の豊田章男会長(トヨタ自動車社長)は9月26日に都内で開いた定例会見で、10月開催の東京モーターショー2019で100万人の来場者を目指す考えを明らかにした。

【画像全6枚】

豊田会長は「東京モーターショーは残念ながら出展ブランド数も来場者数も回を追うごとに減少してきた。来場者は2013年が90万人、15年が80万人、一昨年は80万人を下回る実績だった。出展社数も前回は34ブランドだったものが今回、輸入車不参加のニュースもあったが、23にとどまっている」と説明。

さらに「我々、日本メーカーも海外でのモーターショー出展を減らしてるのも事実。私自身も、いちメーカーの目線で考えれば、デジタルが発達しお客様に直に情報をお届けできるようになった今、クルマを展示して見に来て頂くというスタイルはどこまで効率的なのかと考えてしまうのも事実。販売促進の手段としてモーターショーの意味合いはかなり薄れてきたのだと思う」との認識を示した。

その一方で「アメリカで行われているコンシューマーエレクトロニクスショー(CES)は出展メーカーも増え、新型発表もその場で行われるようになってきた。クルマが今までの延長線上にない、未来に向かっていく中、我々はその未来の姿を多くの方々に知って頂きたいと考えるようになった。しかし、それをモーターショーというクルマ単体の場で伝えていくことは大変難しく、CESのように生活全体の未来が示される場で一緒に未来を創ろうという様々な産業と共に伝えていくというやり方に変わってきているのだと思う。東京モーターショーもそういった場にモデルチェンジしていかないといけない。そうでなければジリ貧のまま東京モーターショー自体が終わっていってしまうのではないかとさえ感じている」とも指摘。

そこで「まずはクルマに限らなくとも、みんながワクワクするような未来の生活を見せられるようにしたいと考えた。様々な産業の方々にお声がけをし、それにより実現した新しい企画がフューチャーエクスポというブース。未来の生活を体感でき、お子様も含めて単純に楽しめるコンテンツが詰まったブースになるかと考えている」と述べ、自動車業界以外の企業や団体との連携も通じて近未来の空間を無料で体験できるフューチャーエクスポを新たに企画した経緯を明かした。

また「未来をテーマにするならば、未来の主役であるお子様に来てもらいたい、そうして今までになかったお子様やご家族連れに本当に楽しんで頂ける企画を考えるようになった。キッザニアとのコラボや、高校生以下無料などは、そうして実現に至った企画」と紹介した。キッザニアとのコラボでは自動車メーカーを始めとする10社の職業体験ができるようになっているという。

その上で豊田会長は「あえて目標を申し上げれば100万人。箱根駅伝、甲子園、高知のよさこい、徳島の阿波踊り、こうした誰もが知るイベントはいずれも100万人規模となっている。誰もが知るという一つの目安が100万人なのかとも思う。自動車を始め、日本の様々な産業が集まり楽しい未来を創ろうというのが今回のお祭り。だから誰もが知るお祭りになって欲しいと我々は願ってる」と述べた。

ちなみに目標の100万人の中にはフューチャーエクスポなど無料で体験できるブースへの来場者や、一般公開日に無料となる高校生以下の入場者も含んでおり、有料入場者数は前回実績の77万人を上回ることを目標に定めているという。

《小松哲也》

ピックアップ

レスポンス公式TikTok

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 日産『スカイライン』新型が12月公開へ! 開発期間を半減、“日産復活の象徴”はどうなる?
  2. 【ホンダ スーパーワン】CMFで“刺激”表現、『N-ONE e:』との同時開発だからこそできた差別化とは
  3. 【フェラーリ アマルフィ 新型試乗】瓜のつるに茄子はならぬ…優雅さと獰猛さを併せ持つ走りに触れた
  4. ベントレーのSUV『ベンテイガ』、日本13台限定「オルガン ストップ」発売…18Kゴールドプレーテッド装備
  5. 【BYD ラッコ 新型試乗】1週間、日常使いをしてわかった「2つのメリット」と「3つの課題」…中村孝仁
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 【全文PDFプレカン】日産自動車 長期ビジョン発表会
  2. タイ矢崎電線のアルミ新工場がタイに完成、生産量3倍に増強…送配電網・自動車向けに対応
  3. ボッシュ、大型商用車事業の売上倍増へ…IAA TRANSPORTATION 2026
  4. スカニア、中国で新事業開発組織「VNBC」設立…電動・自動運転輸送を加速へ
  5. 全ての体格に対応する後席用新型シートベルト、ZFが2025年央発売へ
ランキングをもっと見る