ヤレた内装を一新! 初代RX-7のスペシャリストが創り出したレストア術

ヤレた内装を一新! キャブ・初代RX-7のスペシャリストが創り出した新たなシートレストア術
ヤレた内装を一新! キャブ・初代RX-7のスペシャリストが創り出した新たなシートレストア術全 13 枚

クラシックカーや旧車と呼ばれるクルマはもとより、そこまで古くないモデルでも経年や紫外線などで内外装はヤレてきてしまうもの。

【画像全13枚】

一方で、目につきやすい外装や走行に関わる部品は優先的にリペア・レストアしても、内装は後回しにされることも少なくない。同時にシートについては、レザーへの張替え専門店はあるが、欠損した純正部品のオリジナルデザインを復元する選択肢は乏しかった。

そんな中、マツダ『RX-7(SA22C)』などのキャブレター車の整備・レストアを手掛けるジャックポット(埼玉県白岡市、奧原慶一代表)がこのほど、新たな内装用のシートクロス「刻クロス」の販売を開始した。

特殊な防炎生地にプリント出力を施したもので、生地や出力機の特性を踏まえた独自のデザインデータ制作が特徴。見本の生地では、販売当時に流行したSA22Cのシートの英国風タータンチェック柄を、糸目などディテールにまでこだわって見事に再現。高い次元でのデザイン再現性に加え、防炎で通気性に優れるのも大きな利点となっている。



また、オリジナルデザインの復元のほか、希望するカスタムデザインにも対応。同じ防炎生地ながら、プリント出力によってビニールレザーなどのデザインも再現可能となっている。購入は、オリジナルのシート生地を同社に送付し、サンプル生地を見て購入を判断できる仕組みだ。

自動車販売やレストア、内装補修、張替えなどを手掛ける事業者向けへ販売しており、「刻クロス」を取り扱う内装張替えショップを絶賛募集中。同時に一般ドライバーでもインターネットで購入できるため、持ち込める張替えショップを知っていたり、すぐには張替えないけれどストックとして持っておきたい、といったオーダーもすでに全国各地から舞い込んでいるという。

◆「綺麗に乗ってほしい」の一心で新規開発

元々ジャックポットの奥原代表は、名門ブランド「ウェーバー」のキャブレターを取り扱っており、その後は現在に至るまでキャブ車の整備を手掛けてきた。


特に初代RX-7(SA22C)については、ワイパーリンクやブレーキのキャリパーピストンなど他社はもとよりメーカーでさえも扱っていない部品も揃えた、文字通りのスペシャルショップ。部品の販売はしておらず、全ての個体を自身の目と手で整備しているため、奥原代表の下には日本中からレストア依頼の車両が集まっている。



そんな奥原代表が「刻クロス」の構想を描いたのは3年程前。「RX-7など旧車の相場価格が高騰してきた中で、外装やエンジン・補機類、駆動系はレストアしていても内装が廃れている個体が多い。カーイベントに出展しているショーカーでもそういった個体が少なくなく、一方で、“オリジナルデザインを残したまま内装をレストアする”という術が当時見つからなかった」と製品開発のきっかけを話す。

その当時でも家具用の生地を用いてシートデザインを復元する方法はあったが、自動車用生地ではないので可燃性の面で課題が残っていたそうだ。そこから製品化に約3年。車検対応の防炎生地と高精度の出力技術・デザイン制作を組み合わせた「刻クロス」を確立した。

最近では、オリジナルエンジン搭載の愛車1948年式フォード『F-1』を駆り、精力的にイベント出展をしている奥原代表。刻クロスについて、「クラシックカーはもちろん、酷使されて傷んでいることが多い商用車など幅広いモデルで使ってもらい、綺麗で快適なカーライフの一助になれば」と期待を示している。


ヤレた内装を一新! キャブ・初代RX-7のスペシャリストが創り出した新たなシートレストア術

《カーケアプラス編集部@相原駿》

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