JR九州は12月20日、D&S列車(デザイン&ストーリー列車)と呼ぶ新たな観光列車『36ぷらす3』(さんじゅうろくぷらすさん)の車内レイアウトやイメージを明らかにした。
『36ぷらす3』は1992年に特急『つばめ』にデビューした787系特急型電車6両編成1本を改造するもので、2020年秋から運行を開始する予定。同社の観光列車で電車改造によるものは初めてとなる。
編成は4号車を除いて全車グリーン車で、1号車は4人用個室(4室)、2号車は6人用個室(3室)、3号車はビュッフェ併設の2人用個室(6室)、4号車はイベントペースの「マルチカー」、5・6号車は座席配置が2+1となるグリーン開放室(定員合計57人)となる。
列車は「九州のすべてが、ぎゅーっとつまった“走る九州”といえる列車」をコンセプトに、木~月曜に九州全県を巡る形で運行され、全ルートの走行距離は1198kmにも及ぶ。
塗色が黒ベースとなる『36ぷらす3』。従来のメタリックな787系のイメージを覆すものとなる。4号車を除きすべてグリーン車で、かつて787系に設けられていたビュッフェも復活する。