アストンマーティン(Aston Martin)は1月31日、ローレンス・ストロール氏が率いるコンソーシアムに、一部株式を売却することで合意した、と発表した。
ローレンス・ストロール氏は、カナダ人の資産家だ。F1チームの「レーシングポイント」のオーナーとしても知られる。息子のランス・ストロール選手は、レーシングポイントのF1ドライバーだ。
アストンマーティンは株式の16.7%を、ローレンス・ストロール氏が率いるコンソーシアムに、1億8200万ポンドで売却する。さらに、アストンマーティンは、ローレンス・ストロール氏ら大株主による株主割当増資によって3億1800万ポンドを取得し、総額で5億ポンドの資金を調達する計画だ。
アストンマーティンは、この5億ポンドの資金を、ブランド初のSUVの『DBX』の増産と、会社の業績の回復に充当する予定だ。
アストンマーティン DBXなお、アストンマーティンは、ローレンス・ストロール氏が率いるコンソーシアムは、アストンマーティンの発行済み株式の最大20%を保有することを目指す意向、としている。