ニューシャトルにタイヤの異常を監視するシステム…脱線事故を受け導入 2月21日から使用

「タイヤ内圧監視装置」が導入されるニューシャトルの2020系。
「タイヤ内圧監視装置」が導入されるニューシャトルの2020系。全 1 枚

埼玉県の大宮駅(さいたま市大宮区)と内宿(うちじゅく)駅(伊奈町)を結ぶ伊奈線を運営する埼玉新都市交通(ニューシャトル)は2月18日、「タイヤ内圧監視装置」の使用を2月21日から開始すると発表した。

ニューシャトルは、走行路の側面に設けた「軌条」と呼ばれる部分に、車両を誘導する案内輪を充て、ゴムタイヤで走行する案内軌条方式を採用した新交通システムだが、2019年1月16日には、さいたま市内の加茂宮~鉄道博物館間を走行中に、6両編成最後部の車両でタイヤの一部が破損し、走行路から外れる脱線事故が発生していた。

この事故については、現在も運輸安全委員会による調査が続いているが、ニューシャトルでは「タイヤの異常をいち早く検知して安全を確保すれば同様の事故を防止できる」として、タイヤ内にセンサーを設置して内圧を常時監視する「タイヤ内圧監視装置」を導入することになった。

これにより、タイヤの異常を検知した際は運転台に警報を発し、即座に停車することができるとしている。

装置の使用は、先行して改造工事が進められていた2020系24編成から開始され、他の車両についても順次、設置工事が完了次第使用を開始するとしている。

《佐藤正樹(キハユニ工房)》

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