ダイムラー、自動運転トラックの公道テストを拡大…目標はレベル4実現

ダイムラー(北米ではフレイトライナーブランドで展開)の自動運転トラックの公道テスト
ダイムラー(北米ではフレイトライナーブランドで展開)の自動運転トラックの公道テスト全 4 枚

ダイムラー(Daimler)は2月18日、自動運転トラックの米国での公道走行テストを拡大すると発表した。

ダイムラーは、より安全な道路と、より持続可能な輸送ソリューションへのニーズの高まりに応えるべく、レベル4の自動運転トラックの早期実用化を目指している。

レベル4の高度な自動運転トラックは、24時間体制で車両の利用率を高めることで、効率と生産性を向上させる。夜間など交通量の少ない時間帯に走行できるため、ルート管理によって交通渋滞を回避できる。2015年から2050年までの間に、世界の貨物輸送量は2倍以上に増えると予想されているため、自動運転トラックの開発は重要なテーマになるという。

ダイムラーは、この自動運転トラックの米国での公道走行テストを拡大すると発表した。バージニア州の高速道路に加えて、新たなルートで自動運転トラックの公道走行テストを行う。

ダイムラーは、自動運転技術を手がけるトルク・ロボティクス社と引き続き協力。レベル4実現に向けた開発ステップでは、まったく新しいレベルのデータ量が必要で、データ処理の品質に対する要求も非常に高くなる。

ダイムラーは、レーダー、カメラ、ライダーという3つの異なる技術的アプローチを基本に、トルク・ロボティクスの技術を導入しながら、レベル4の自動運転トラックの実用化を目指す、としている。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. トヨタ『ランドクルーザー300』初のハイブリッド登場!実現した「新時代のオフロード性能」とは
  2. ようやくですか! 新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』日本仕様初公開へ…土曜ニュースランキング
  3. 伝説のACコブラが復活、「GTロードスター」量産開始
  4. 朝までこの恐怖に耐えられるか?…三和交通タクシーでいく心霊スポットツアー2025【夏休み】
  5. いすゞ『エルフ』と日産『アトラス』、計1万8000台超でリコール…パーキングブレーキが作動せず事故
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  2. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  3. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
  4. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
  5. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
ランキングをもっと見る