トヨタ C-HR トレードインスピーカーキット発売…手軽に高音質を楽しめる。

トヨタ C-HR トレードインスピーカーキット発売…手軽に高音質を楽しめる。
トヨタ C-HR トレードインスピーカーキット発売…手軽に高音質を楽しめる。全 7 枚

手軽なトレードイン取り付けで高音質というコンセプトを持つフォーカルの「車種別専用キット」がモデルチェンジ。ミッドバス、トゥイーターをそれぞれリニューアルしてさらに高音質化を果たした。トヨタ専用モデルを装着した、『C-HR』への装着例を取材してきた。

車種別専用キットがモデルチェンジ
トヨタ専用モデルが早くも登場

フロントスピーカー内張装着状態フロントスピーカー内張装着状態

価格・インストールどちらにおいても手軽に導入できて、なおかつ高音質なスピーカーを探している読者は多いだろう。そんなニーズを的確にくみ取って製品化しているのがFOCAL(フォーカル)の「車種別専用キット」。同社が展開するエントリーシリーズであるPLUG&PLAY(プラグ・アンド・プレイ)の中核をなすこのキットにはすでにメルセデス用、BMW用、トヨタ用、プジョー用、ルノー用など、数多くの車種に加工無しで取り付けられるスピーカー群が用意されている。そんな車種専用キットの一部がモデルチェンジを果たしてリニューアルデビューした。

そのなかでもトヨタ用がいち早くデモカーに装着されたので、早速取材に出かけた。デモカーのC-HRに取り付けられているのはトヨタ用の2ウェイセパレートスピーカーである「ISTOY165」。汎用性の高い16.5cmミッドバスを備えたセパレートモデルで、トヨタ車に適合する専用モデルだ。もちろん取り付けに車両の加工は不用でトゥイーターはダッシュ上の純正位置に専用ブラケットを使って取り付け、ミッドバスは一体型バッフルで純正位置にトレードイン取り付けされる。

フロントスピーカー内張外した状態フロントスピーカー内張外した状態

ミッドバスの振動板をポリグラスに変更
トゥイーターもリファインされている

「車種別専用キット」のモデルチェンジについてあらためて説明しておこう。これまでもトヨタ用をはじめメルセデス用、BMW用といったキットを用意してきたFOCALだが、今回スピーカーユニットを見直し新たなモデルとして再展開しているのだ。

リアスピーカー内張外した状態リアスピーカー内張外した状態

変更点のひとつがミッドバス。従来モデルでは振動板にグラスファイバーコーンを採用していたが、新モデルではポリグラスコーンに変更している。この振動板はFOCALが以前より用いてきた伝統ある振動板で、ミドルクラスのスピーカーにも搭載してきた実績もあり音質アップの効果が期待できる変更と言えるだろう。

外観だけではミッドバスほど変更点が目立たないが、アルミ反転ドームコンパクトトゥイーターにおいても確実なブラッシュアップが施されサウンド面の進化を支えている。

ダッシュボード奥ツイーターダッシュボード奥ツイーター

これらの2ウェイセパレートユニットをクルマの加工無しにトレードイン取り付けできるのが「ISTOY165」の特徴。多くのユーザーが従来のトレードインスピーカーに抱く“取り付けも簡単だが音もそこそこ”と言うイメージとは異なり、あくまでも高音質化を追求したトレードインスピーカーとなっているのが特徴。リニューアルした新モデルはよりメリハリのあるサウンドへと生まれ変わり、一層の高音質が楽しめるモデルとなった。

モデルチェンジを果たした「ISTOY165」だが、従来モデルから価格は据え置き(4万円)とお得感も満点。取り付けも2時間程度で可能なので全国のFOCAL PLUG&PLAY STOREで日帰り取り付けをオーダーすることももちろんOK。手ごろな価格や手軽な取り付けで高音質を得るには絶好の高品質なトレードインスピーカーとなった。

ダッシュボード奥ツイーターグリル外した状態ダッシュボード奥ツイーターグリル外した状態

中低域の音の深みのアップや
クリアな高域など質の高さを体感

取材したC-HRはフロントスピーカーとして2ウェイセパレートの「ISTOY165」を取り付け。リアスピーカーには同シリーズのコアキシャルモデルである「ICTOY165」を取り付ける。純正ナビをヘッドユニットにしてBEWITH(ビーウィズ)のDSPアンプである「PLUG&PLAY640」を使ってサウンドをコントロールするシステム。純正ナビを使った手軽なシステムながら新スピーカーによる音質向上が期待できる内容となっている。

シート下にプラグアンドプレイDSP640がフロントシート下に設置シート下にプラグアンドプレイDSP640がフロントシート下に設置

試聴するとストレートにサウンドの上質さを感じる。“手軽に取り付けられるトレードインスピーカー”という先入観を持って試聴すると良い意味で裏切られることになる。中低域の深みがしっかり表現され心地良いサウンドに仕上がっている。さらに高域は爽やかな傾向でクリアさも高い。中低域の深みがアップしているので音楽の厚みがダントツにレベルアップ。元気の良い曲を聴くとメリハリがあり、楽しくなるサウンドに仕上がっているのもわかる。あらためて価格のことを考えてみるとコストパフォーマンスの高さを実感するサウンドに仕上がっていると感じた。

そんな車種専用キットには今回紹介したエントリーモデルの「IS TOY165」に加え、FLAX、K2Power、UtopiaMと、FOCALの上位スピーカーシリーズを取り入れてシステムを組むPLUG&PLAY eliteも用意されている。その場合にも専用バッフル・専用パーツが用意され、取り付けはスマート。「ISTOY165」のサウンドを聴いて「この価格でこんなに音が良いならば上級モデルはどこまで?」と思ったユーザーは迷わず上位モデルの検討をすることをオススメする。

《土田康弘》

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