BMWのフラッグシップサルーン『7シリーズ』。旗艦シリーズらしく、押し出し感のある大型のフロントグリルやフルデジタルコックピットの採用などが特徴。また、V12エンジンやPHEV搭載モデルをラインナップする他、EVモデルの追加も予想されている。
目次
改良新型、大型グリルで表情一新…フルデジタルコクピット搭載
BMWは1月16日、改良新型『7シリーズ』(BMW 7 series)を本国で発表した。現行7シリーズがデビューからおよそ3年半を経て、初の本格改良を受けている。
押し出し感を強調する大型フロントグリルを採用
改良新型7シリーズには、新デザインの大型フロントグリルが採用された。これは、ブランド最上級SUVとして登場した『X7』に続くもので、フラッグシップサルーンの7シリーズらしい堂々のデザインとした。ヘッドライトやテールライトも新デザインとなり、最新のLED技術が組み込まれる。
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改良新型にPHV、6気筒に変更…EVモードの航続はおよそ1.5倍に
BMWは2月1日、改良新型『7シリーズ』(BMW 7 series)にプラグインハイブリッド車(PHV)の「745e」、同ロングボディの「745Le」、同ロングボディ4WDの「745Le xDrive」を欧州で設定すると発表した。
7シリーズのPHV「740e」は従来、2.0リットル直列4気筒ガソリンターボエンジンを中心にしたPHVシステムを搭載していた。これに対して改良新型では、3.0リットル直列6気筒ガソリンターボエンジンを核にした新PHVシステムを採用する。
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【試乗】高級サルーンに今、最も求められている要素とは…西川淳
ドライバーズカー戦略の限界
BMW車の魅力は“駆け抜ける歓び”というあの有名なフレーズに集約されているとボクは思っている。ドイツの有名なライバルたちとは違って、ドライブそのものが楽しくなるパートナー、というイメージだ。そういえば休日に日本の田舎道を走っていると、BMWとはよくすれ違うのにメルセデスベンツやアウディとは稀だった。そういうことなのだろう。
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V12新設定、高速渋滞時ハンズフリー機能も搭載
ビー・エム・ダブリューは6月24日、一部改良した『7シリーズ』の販売を開始した。外観デザインを変更したほか、V型12気筒エンジン搭載モデルの設定、高速渋滞時ハンズフリー機能を採用したのが特徴。価格は1090万~2523万円となっている。
ビー・エム・ダブリューでプロダクト・マネージャーを務める御舘康成氏は同日に都内で開いた発表会で外観デザインについて「BMWのアイデンティティであるキドニーグリルは従来モデルと比較し約40%拡大している。ボンネットの先端を約5cm高く、厚みを持たせることで、路上で圧倒的な存在感を出す。リアについてもBMW伝統のL字型コンビランプの間にLEDのガーニッシュライトを通すことによってワイド感を強調。走り去る時も後ろのクルマに対して圧倒的なプレステージ性をアピールする」と解説。
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完全電動化か、極秘テスト車両を目撃…メルセデスEQSに対抗
BMWのフラッグシップセダン『7シリーズ』に、EVモデルが登場する可能性がある。スクープサイト『Spyder7』が、開発中と思われる車両をスクープした。
キャリアカーでの輸送中を捉えた7シリーズをベースとしたプロトタイプは、フロントドアに「Electric Test Vehicle」(電動テスト車両)のステッカー、フロントフェンダー後部に充電ポートが設置されているなど、EVモデルとみて間違いなさそうだ。
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【試乗】強敵メルセデス Sクラス のライバルとなり得るか?…中村孝仁
「顔」が変わった7シリーズ
3サイズ、全長5265×全幅1900×全高1485mm、ホイールベース3210mmの堂々たる体格である。軽自動車ならホイールベース内にほぼ9割収まってしまう大きさだ。
基本的に今回デビューしたものはマイナーチェンジモデル。従ってコードネームはオリジナルがデビューした2015年(日本は2016年)以来変わらず、G11/12とされている。今回試乗した『M760Li』はロングホイールベースモデルのため、その呼称はG12である。ではマイナーチェンジでどこが変わったかと言えば、俗にフェイスリフトと言われる通り、顔がアップデートされた。