カタログモデルが待たれる!シトロエン ベルランゴ の魅力とは[詳細画像]

シトロエン ベルランゴ
シトロエン ベルランゴ全 54 枚

グループPSAジャパンは2020年第3四半期をめどにシトロエン『ベルランゴ』をカタログモデルとして導入する。2019年に「デビューエディション」として限定販売されたが、即完売となったことで話題になったばかり。

「家よりも家族がひとつになれる場所、それがベルランゴだ」と紹介するのは、グループPSAジャパンマーケティング部シトロエンブランドマネジャーの中山領氏。

シトロエン ベルランゴシトロエン ベルランゴ
日本には初導入となるベルランゴだが、実は本国では既に20年以上の歴史がある。その始祖をたどると『2CVフルゴネット』までさかのぼることが出来、「まさにダーウィンの進化論のようにベルランゴは長い時間をかけて成長してきた」と述べる。

ベルランゴは乗用車、商用車仕様を合わせて発売以来累計330万台の販売台数を突破。「このセグメント内でキーモデルとしての座を維持し、2017年には17か国以上でベストセラーモデルとしてノミネートされた」という。

シトロエン ベルランゴシトロエン ベルランゴ
ベルランゴの特徴は大きく3つ。まずはデザインで、「シトロエンのデザインチームがいかに際立ったスタイリングに出来るかに力を尽くした」と中山氏。「特徴的でシンプル、かつ高機能的なボディで、一目ですぐにベルランゴと分かるようなデザインを採用」。また、「タフでありつつも親しみやすい雰囲気で、過度な自己主張のない自由な流れるようなフォルム。そして十分に確保されたスペースなどに重点を置いてスタイリングを仕上げた」と説明。

次にコンフォート、快適性だ。2枚の大きなスライドドアや電動リアウィンドウ、折りたたみ可能なラゲッジシェルフ、そして2段階に開閉できるリアオープニングガラスハッチなどを採用したほか、シートアレンジの多様性も特筆すべき点だ。3座独立型格納式リアシートや、後部座席を全て平らに格納できるマジックフラットと呼ばれる機能などが挙げられる。3座独立型格納式リアシートには様々なシートアレンジが出来ると同時に、「後席の3人が平等に移動を楽しめるようにというフランスらしい考えも秘められている」と話す。

シトロエン ベルランゴシトロエン ベルランゴ
さらに可倒式の助手席と完全フラットになる可倒式リアシートを合わせると最長2.7mの長尺物が積載可能だ。最大積載量は2126リットルのラゲッジスペースも備わっている。

またベルランゴにはモジュトップというマルチファンクションルーフを備えている。これはガラスのマルチパノラミックルーフの中央部分がアーチ状になっており、そこが収納スペースになると同時に、車内の明るさも保つという「シトロエンらしい装備」だ。

シトロエン ベルランゴシトロエン ベルランゴ
最後はドライビングテクノロジーだ。「運転をいかに安全に支援できるかで移動体験も大きく変わって来る」と中山氏。レーンキープアシストやアダプティブクルーズコントロール、アクティブセーフティブレーキなどを備え、「装備と機能はセグメント内で最高のレベルであることを自負している」と強調した。

パワートレインはグループPSA新開発の1.5リットル4気筒クリーンターボディーゼルエンジンを搭載し、最高出力は130ps、最大トルクは300Nmを発揮する。組み合わされるトランスミッションはアイシンAWとの共同開発による最新世代の電子制御8速オートマチックを採用する。

シトロエン ベルランゴシトロエン ベルランゴ

《内田俊一》

内田俊一

内田俊一(うちだしゅんいち) 日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 1966年生まれ。自動車関連のマーケティングリサーチ会社に18年間在籍し、先行開発、ユーザー調査に携わる。その後独立し、これまでの経験を活かしデザイン、マーケティング等の視点を中心に執筆。また、クラシックカーの分野も得意としている。保有車は車検切れのルノー25バカラとルノー10。

+ 続きを読む

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. マツダ『CX-5』新型を欧州で発表…日本では2026年中に発売
  2. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  3. VWの高性能小型EV『ID.3 GTX』、2代目ゴルフに着想の「FIRE+ICE」限定発売へ
  4. 真夏のダッシュボードが20度以上低下!? 驚きの遮熱サンシェード新時代[特選カーアクセサリー名鑑]
  5. ダイハツの新型『ムーヴ』が絶好調!「スライドドア化は正解」「やるじゃんダイハツ」と評価の声
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  2. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  3. リチウムイオン電池の寿命を2倍に、矢崎総業、バインダフリー電極材料を開発
  4. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
  5. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
ランキングをもっと見る