【ホンダ フィット 新型】レーンチェンジで大きな安心「リアカメラ de あんしんプラス」

死角になりがちな斜め後方の車両を検知して警告する「リアカメラ de あんしんプラス2」。写真はN-WGNの事例
死角になりがちな斜め後方の車両を検知して警告する「リアカメラ de あんしんプラス2」。写真はN-WGNの事例全 9 枚

新型ホンダ『フィット』のホンダセンシングは大幅に能力を高めたが、惜しいのはライバルのトヨタ『ヤリス』に搭載された、斜め後方の安全を確認するBSI機能が準備されなかったこと。しかし、フィットにはそれをカバーするオプション「リアカメラ de あんしんプラス2」が用意された。

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BSI(ブラインドスポットインフォメーション)は、サイドミラーやバックミラーでは捉え切れない斜め後方の死角をカバーするもので、車線移動時に車両の見落としを防止するのに役立つ安全運転支援機能として知られる。

しかし、この装備、軽自動車をはじめ、コンパクトカーにはあまり搭載されて来なかった。そんな中でトヨタのヤリスや『ライズ』などには設定車が用意されるようになっており、徐々に搭載の裾野が広がってきた印象を受ける。ところが、新型フィットにはこの機能を搭載するグレードすら用意されなかった。

開発者にこの辺の事情を聞くと、単純に「コストの問題」とのことだが、全車速追従ACCをはじめ、車線維持支援システムなど、充実した安全装備を搭載した新型フィットなのに何とも残念な話ではある。しかし、新型フィットにはそれをカバーする純正オプションが用意されていた。それが「リアカメラ de あんしんプラス2」だ。

これは「ナビ装着用スペシャルパッケージ」と組み合わせて使うリアカメラの一種だが、ポイントはこの機能を活かして安心・安全をサポートする機能が加えられていることにある。

具体的には、後退時に車両後方の左右から接近してくる車両や歩行者等を検知して警報を鳴らす「後退出庫サポート」に加え、後退駐車時に車両後方の駐車枠を検知して、自社の進路と駐車枠とのズレをガイドライン上に色の変化で知らせる機能などを装備。この機能の中に、ブラインドスポットインフォメーションに近い機能を発揮する「後方視角サポート」は含まれているのだ。

以前、このオプションを搭載した『N-WGN』を試乗したことがあるが、その時に感じたのは予想以上にそのメリットは大きかったということ。

表示こそカーナビゲーション上で行われるが、死角になりやすい後側方の車両を検知し、その存在をカーナビ画面上にアイコンで表示。さらにその状態でウインカーを操作すると、今度は警報音と共に画面上に警告表示して、車線移動したら危険であることを知らせてくれる。考え方は「ブラインドスポット・インフォメーション」と同じだ。アイコン表示時にウインカー操作をすると大きめの警報音が鳴るので、レーンチェンジ前にもう一度確かめようという“気付き”にもなる。

「リアカメラ de あんしんプラス2」を装備するには、標準またはメーカーオプションの「ナビ装着用スペシャルパッケージ」装備車を選択した上で、2万2000円(税込)の費用がかかる。機能に頼り過ぎない運転も必要だが、安心機能としてあるに越したことはない。より安心安全を高めるという意味でもぜひ追加したい装備と言えるだろう。なお、「後退出庫サポート」の装備なしの「リアカメラ de あんしんプラス」(1万8700円)も用意されている。

《会田肇》

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