VW の新世代EV『ID.3』、量産モデルを発表…バーチャルモーターショーで

電動車専用の「MEB」車台がベース

バッテリー容量の異なる3グレードを設定

エントリーモデルの「ピュア」は3万ユーロを切る

フォルクスワーゲン ID.3
フォルクスワーゲン ID.3全 19 枚

フォルクスワーゲンは、現在開催中のバーチャルモーターショーにおいて、新型EVの『ID.3』(Volkswagen ID.3)の量産モデルを発表した。

【写真】フォルクスワーゲンの新世代EV、ID.3(全19枚)

バーチャルモーターショーは、新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)の感染拡大の影響により、3月に予定されていたジュネーブモーターショー2020が中止されたことを受けての対応だ。ジュネーブモーターショー2020のフォルクスワーゲンブランドのブースを、3Dでリアルに再現している。

ユーザーは4月17日までの2週間、自宅から24時間、フォルクスワーゲンブランドのすべての新しいモデルを体験できる。360度ツアーは、ユーザーがショーに没頭できるインタラクティブなデジタル体験を作り出す。 ブースを散歩したり、全方位から車両を眺めたり、使いやすい機能を利用して、ボディカラーやホイールのデザインを変更することもできる。

フォルクスワーゲンが電動化攻勢の中心に据えるのが、「ID.」ファミリーだ。最初の市販モデルとして、『ゴルフ』セグメントに属するコンパクトEVのID.3を2020年夏に発売する。これに続いて、SUVセグメントには『ID. 4』を投入する予定で、さらにMPVの『ID. BUZZ』を順次、市場に導入していく。フォルクスワーゲン ID.3フォルクスワーゲン ID.3

電動車専用の「MEB」車台がベース

ID.ファミリーとして、最初に生産を開始し、2020年夏に発売されるのが、フルコネクテッド機能を備えたコンパクトEVのID.3だ。ロングホイールベースと短いオーバーハングが特長で、内燃エンジンが搭載されていないため、前後アクスルを車両のより外側に配置することを可能にしている。

ID.3には、電動車専用に新開発された「MEB」(モジュラー エレクトリック ドライブ マトリックス)車台を使用する。モーターがギアボックスとともにリアアクスルに組み込まれ、後輪を駆動する。モーターからリアアクスルへのパワーの伝達は、1速ギアボックスを介して行われる。フォルクスワーゲン ID.3フォルクスワーゲン ID.3

バッテリー容量の異なる3グレードを設定

ID.3では、バッテリーが他のコンポーネントとともに、車両のフロア下に効率よく搭載される。蓄電容量は、45kWhの「ピュア」、58kWhの「プロ」、77kWhの「プロS」の3種類のグレードが選択できる。新しい燃費基準のWLTPモードにおいて、330~550kmの航続を実現している。

エントリーレベルのピュアは、蓄電容量45kWh のバッテリーを搭載し、フル充電での航続は最大で330km(WLTP)。電気モーターはリアアクスルに搭載され、最大出力126psと最大出力150psの2 種類の出力レベルから選択できる。

プロは、蓄電容量58kWh のバッテリーを搭載し、フル充電での航続は、最大で420km(WLTP)だ。モーターは、最大出力146psと最大出力204psの2 種類の出力レベルから選択できる。

プロSは、蓄電容量77kWh のバッテリーを搭載し、フル充電での航続は最大550km(WLTP)。モーターは、最大出力204ps を発生する。

3 種類のモデルはすべて、AC(交流)、三相交流、DC
(直流)で充電できる。出力100kW の急速充電に対応したプロは、30 分の充電でおよそ290kmの走行が可能なバッテリー容量を充電できる。フォルクスワーゲン ID.3フォルクスワーゲン ID.3

エントリーモデルの「ピュア」は3万ユーロを切る

エントリーモデルのピュアのドイツ市場におけるベース価格は、3万ユーロ(約352万円)以下になる予定だ。ピュアは、エントリーモデルでありながら、広範囲な標準装備が特長になる。

エクステリアの標準装備品には、18 インチルミホイール、オートコントロール機能付きLEDヘッドライト、LEDテールライトなどが含まれる。インテリアでは、10 色のカラー設定が可能なアンビエントライト「ID. Light」、「エアケアクリマトロニック」と呼ばれるエアコンシステム、インテリジェントな「ナチュラルボイスコントロール」、キーレススタートと呼ばれるコンフォートスタート機能などが含まれる。

また、「レーンアシスト」、車線維持システムの「フロントアシスト」、車両周辺のモニタリングシステム、ダイナミック道路標識ディスプレイ、パークディスタンス コントロールも装備される。

プロとプロSは、3万5000ユーロ(約410万円)以下で購入できるアーバンモビリティ/中距離走行向けのオールラウンダーだ。ピュアよりも大きなバッテリー容量、長い航続、DC急速充電による短い充電時間、より高い出力が特長になる。

プロSは、ID.3ファミリーの最上位バージョンになる。そのスポーティな装備には、19インチのアルミホイールと「プレイ&ポーズ」のデザインペダルが含まれている。
ペットのリアルを伝えるメディア『REANIMAL』

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

レスポンス公式TikTok

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. トヨタ『セリカ』復活へ、「現代版GT-FOUR」なるか?…土曜ニュースランキング
  2. 次期『ノート』が日産復活の切り札となる? 2027年登場へ、価格は約30万円上昇か
  3. 【スズキ クロスビー 新型試乗】独特な世界観と走りは、往年のシトロエンを思い起こさせる…中村孝仁
  4. ホンダの最高級ミニバンが復活か?『エリシオン』後継でアルファードに挑む
  5. 現代風アレンジで表情一新! スズキ『Vストローム250』7月23日発売、価格は68万5300円
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. AIDVの開発にもAIを活用、日産がプラットフォームをデモ…AWS Summit Japan 2026
  2. 警察庁、高齢運転者技能検査を見直しへ 合格者の事故率を追跡調査してみたら…
  3. ボッシュがなぜ「しろくまくん」を買収したのか? “熱とAI”が変える、SDV時代の勝算
  4. 「フィジカルAI展2026」初開催、現在地を知る!…ものづくりワールド
  5. 【日産 リーフ 新型】次世代EVのスタンダードを描いた、“スーパーエアロ”と“スーパーフラッシュ”デザイン
ランキングをもっと見る