日立オートモティブ、ドイツの自動車部品ソフト開発会社を買収

自動車 ビジネス 企業動向
提携
提携 全 1 枚 拡大写真

日立オートモティブシステムズは4月15日付で、ドイツを中心に自動車部品向けソフトウェア開発事業を展開するゼネオスを買収したと発表した。

ゼネオスは主に自動車部品のソフトウェア開発を手がけるシステムエンジニアリング会社で、主要な欧州自動車メーカー向けソフトウェア開発で多くの実績を持つ。

電動化、自動運転、コネクテッドといった自動車の高機能化に伴って車両1台あたりに搭載されるソフトウェアのプログラム規模が航空機の10倍以上となるなど、自動車におけるアプリケーションなどのソフトウェア搭載量が拡大している。

日立オートはゼネオスの全株式を取得して、完全子会社化することで、自動車部品に搭載するソフトウェア開発を的確に行うフロントエンジニアリングを強化する。同時に、国・地域ごとの商習慣や、最新の共通標準ソフトウェアアーキテクチャーやソフトウェア開発プロセスのフレームワークなどに沿って緻密で効率的なソフトウェアを開発する。

今後、ゼネオスが培ってきた欧州におけるソフトウェア開発力を生かし、製品やシステムの競争力強化や、販売拡大を図る。ゼネオスのソフトウェアをグローバルに展開する製品やシステムに活用することで、世界中の自動車メーカーのニーズに迅速に対応し、統合制御システムによる先進的なビークル・ソリューションの開発を加速する。

《レスポンス編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

アクセスランキング

  1. ライバルはアルファード? メルセデスベンツの最高級ミニバンが日本初公開!…ジャパンモビリティショー2025
  2. カローラクロスと立場が逆転、だからこそ生まれた「斬新セダン」のデザイン…ジャパンモビリティショー2025
  3. 三菱自動車、国内販売は5期連続増 2025年4~9月期実績
  4. インフィニティは最上位SUV『QX80』にGT-Rエンジン移植、1000馬力超「R-Spec」発表へ…SEMA 2025
  5. アバルト最初のSUV『パルス』、Netflix『ストレンジャー・シングス』仕様をブラジルで限定発売…隠し装備も
  6. トヨタ『ランクル60』に最新V6ツインターボ移植、「ターボトレイルクルーザー」発表へ…SEMA 2025
  7. 日産 フェアレディZ をレーシングカーにカスタム、「NISMO GT-Z」発表へ…SEMA 2025
  8. ホンダ『シビック タイプR』がラリーカーに、競技参戦を想定…SEMA 2025
  9. トヨタ株価が急反落、今期業績上方修正も失望売り
  10. レクサスの新型「6輪ミニバン」の全貌が明らかに!「LS」はラグジュアリーセダンから「ラグジュアリースペース」へ…ジャパンモビリティショー2025
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る