【INDYCAR】もてぎで2020年仕様車のレースが“実現”…パジェノーが優勝、バーチャル初参戦の琢磨12位

「インディカー iRacing チャレンジ 第4戦もてぎ」優勝の#22 シモン・バジェノー。
「インディカー iRacing チャレンジ 第4戦もてぎ」優勝の#22 シモン・バジェノー。全 8 枚

18日、インディカーの“バーチャル代替シリーズ”である「インディカー iRacing チャレンジ」の第4戦が行なわれ、エアロスクリーンを装着した2020年仕様車によるレースがツインリンクもてぎで“実現”した。優勝はシモン・パジェノー、今回が初参戦の佐藤琢磨は12位。

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新型コロナウイルス問題の影響により実車のレースが行なえない状況にあるインディカーは、バーチャル代替シリーズにあたる「インディカー iRacing チャレンジ」を毎週土曜日に開催中。4月18日の第4戦は開催コースがランダム・ドロー(無作為抽選)となっていたが、その舞台に決まったのはかつての実車シリーズ戦開催地「ツインリンクもてぎ」だった。もてぎでは9年ぶりの“開催”で、そのオーバルコース(スーパースピードウェイ)でインディカーのレースが“実施”されるのは10年ぶりとなる。

インディカー iRacing チャレンジは2020年仕様マシン、つまり今季が実戦初採用となるドライバー防護デバイス「エアロスクリーン」をコクピットまわりに装着したマシンで争われており、実車のインディカー開催から遠ざかっているもてぎオーバルで最新仕様車によるレースが仮想実現するかたちになった。こんな御時世ならでは、という歴史的邂逅か!?

インディカーの今季現役ドライバーが多く参戦するインディカー iRacing チャレンジ、佐藤琢磨にとっては第4戦からの参戦を目指している意向を表明したのちに、その舞台が“母国戦”になるという劇的な展開だった。『道具が揃うことを祈ります』という状況だった琢磨だが、もてぎ参戦が実現し、自身初戦は12位。レース後には以下のようなコメントを残している(自身の公式サイトで発表したコメントからの抜粋)。

「バーチャルではありますが、応援してくださるスポンサーのみなさん、ファンのみなさんに少しでも自分の走りを見てもらえればと、初めてのオンラインシミュレーションレースに挑戦しました」

「インディカー iRacing チャレンジはバーチャルである以外ほとんど本物と同様のオペレーションになり、チームのエンジニアたちもオンラインで日夜バックアップするなど、本当に真剣なレースです。今回はかつてインディジャパンを開催していたツインリンクもてぎが舞台でしたので、オンラインレースのデビュー戦ながら気合い充分で臨みました」

「レースでは序盤のアクシデントに巻き込まれて、残念ながらほぼ最後尾からのリスタートとなってしまいましたが、33台のエントリーがあるなかで12位まで順位を上げてチェッカーを受けることができました。コース上のバトルではいつもレースしているドライバーのくせなども見えて本当に面白い反面、とてもコンペティティブなフィールドだと感じました」

琢磨は4月25日のインディカー iRacing チャレンジ 第5戦COTA(Circuit of the Americas)にも参戦する意向である。

インディカー iRacing チャレンジ 第4戦もてぎの優勝は昨年の(実車の)インディ500ウイナーであるシモン・パジェノー、これで第3戦に続く2連勝となった。

なお、現段階で実車の2020年インディカー・シリーズは6月6日決勝のテキサス・モーター・スピードウェイ戦で開幕する予定になっている。

《遠藤俊幸》

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