日野レンジャー、4万台をリコール…排出ガス発散防止装置やオルタネータに不具合

日野レンジャー(参考画像)
日野レンジャー(参考画像)全 3 枚

日野自動車は4月23日、中型トラック『レンジャー』のDPRフィルタ詰まり検知用パイプおよびオルタネータに不具合があるとして、国土交通省にリコール(回収・無償修理)を届け出た。対象となるのは2017年4月5日から2019年11月5日に製造された合計4万0351台。

【画像全3枚】

DPRフィルタ詰まり検知用パイプについては、固定方法が不適切なため、DPR本体の熱膨張・収縮等によりパイプ固定部に亀裂が発生するものがある。そのため、亀裂部から排気ガスが漏れ、DPRフィルタに煤が堆積してもDPR警告灯が点灯しなくなり、最悪の場合、DPRフィルタが損傷するおそれがある。

対象となるのは3万3395台。改善措置として、全車両、当該パイプおよび固定金具を対策品に交換する。不具合は62件発生、事故は起きていない。

オルタネータについては、60A仕様のプラス端子部の絶縁用ブッシュ形状が不適切なため、融雪剤等を含んだ水分が当該端子部とオルタネータ本体の間に付着すると漏電が発生するものがある。そのため、バッテリ充電警告灯が点灯し、当該端子付近が焼損することで充電不能となり、エンジンが停止するおそれがある。

対象となるのは3万2858台。改善措置として、全車両、プラス端子部を対策品に交換するとともに、端子部配線の絶縁キャップに防水テープを追加する。なお、端子部配線に腐食が認められる場合には補修用配線に交換する。不具合は12件発生、事故は起きていない。

ともに市場からの情報によりリコールを届け出た。

《纐纈敏也@DAYS》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 中国製高級ミニバンが日本初上陸、『ZEEKR 009』を国内販売へ…ジャパンモビリティショー2025
  2. 60fpsの超滑らか映像、“全部入り”純正ミラー交換型デジタルルームミラーが登場
  3. 新型センチュリーは2ドアに、レクサス『LS』は6輪ミニバンに大変身…土曜ニュースランキング
  4. ついに巨大グリルがなくなる!? ガソリンエンジン搭載BMW『M3』次期型、ノイエクラッセ採用で2027年登場
  5. マツダの新型SUV『EZ-60』が250万円スタート…10月に盛り上がった口コミ記事ベスト5
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る