ZMP、自動運転電動牽引車「キャリロトラクター」を発売

「キャリロトラクター」には3D-LiDARやGPSなどのセンサーによる自律走行を可能とするセンサーが搭載される
「キャリロトラクター」には3D-LiDARやGPSなどのセンサーによる自律走行を可能とするセンサーが搭載される全 3 枚

ZMPは4月27日、貨物運搬の自動化を実現する、電動トーイングトラクターの最新モデル「CarriRo Tractor」(キャリロトラクター)を発売したと発表した。課題となっている労働者不足をはじめ、昨今の人手を介さずに業務を行うニーズにも対応していく。

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キャリロトラクターはコンピューター制御が可能な自動運転電動けん引車で、ZMPの自動運転の頭脳となる自動運転用コンピュータ「IZAC」を搭載。機械を動かすために必要となる認知・判断・操作のすべてに対応し、無人の状態で最大25tの貨物牽引を自動運転で行うことができる。用途としては、空港内でのコンテナ輸送や、工場敷地内での建屋間の部品や材料の輸送、また港湾でのものの輸送といったシーンを想定し、物の移動の自動化に貢献することを目的とする。

自動運転に対応するため、フロント左右には3D-LiDARを設置し、GPSなどセンサーも組み合わせて活用。これらによって実現した自己推定技術によってインフラに頼らない自律走行を実現した。また、自動運転走行では、走る・曲がる・止まるといった車両の制御や障害物を認識する他、クラウドシステム「ROBO-HI」の活用により遠隔監視や遠隔指令などにも対応する。

ボディサイズは、全長3300mm×全幅1230mm×高さ1900mmとコンパクトな車体が特徴で、最高速度は非牽引時で20km/h、牽引時は15km/h。車両重量は3250kg。一式の価格は3600万円~とし、他に自動走行用マップの作成や現地調整等の初期費用、オペレーション用監視システムおよび保守費用などが別途必要となる。

今後のスケジュールとしてZMPでは、今年度中に丸紅と ZMP の合弁会社「AiRO」が国土交通省航空局主催の空港制限区域内の自動走行に係る実証実験に参加。キャリロトラクターを活用し、成田国際空港および関西国際空港で貨物運搬の自動運転による貨物運搬の実証実験を実施していく計画だ。

《会田肇》

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