ロータス エリーゼ に4種類のF1カラー、「クラシックヘリテージエディション」…限定100台生産へ

ロータスF1の黄金期のカラーリング

1.8リットルスーパーチャージャーは最大出力220ps

限定生産100台の色の割り当ては顧客の需要によって決まる

ロータス・エリーゼ のクラシック・ヘリテージ・エディション
ロータス・エリーゼ のクラシック・ヘリテージ・エディション全 16 枚

ロータスカーズは5月6日、『エリーゼ』(Lotus Elise)の「クラシックヘリテージエディション」を欧州で発表した。4種類が設定され、合計で限定100台を生産する予定だ。

ロータスF1の黄金期のカラーリング

ロータスエリーゼのクラシックヘリテージエディションは、同社のモータースポーツの歴史に敬意を表して開発された。同社によると、モータースポーツの成功は、70年以上にわたってロータスの哲学の中心であり、エリーゼは、優れた「For the Drivers」パフォーマンスという点で、世界中に知られているロードスターになるという。

クラシックヘリテージエディションは、F1で数々の勝利を刻んできた「ロータスモータースポーツ」のカラーリングをまとう。ロータスモータースポーツの歴史において、最も有名なカラーリングとされるのが、ブラック&ゴールドだ。これは、1972年のF1シーズンにおいて、エマーソン・フィッティパルディが5勝を上げたロータス「タイプ72D」のカラーリングを表している。

また、レッド、ホワイト、ゴールドのカラーリングも用意される。これは1968年シーズンのF1を制した故グラハム・ヒルが操った「タイプ49B」がモチーフだ。

さらに、ブルー、レッド、シルバーのカラーリングも選択できる。これは、ナイジェル・マンセル、故エリオ・デ・アンジェリス、マリオ・アンドレッティによってドライブされた1980年のロータス「タイプ81」からインスピレーションを得ている。

4つ目の仕様は、ブルーとホワイトで仕上げられた。これは、1960年のロータス「タイプ18」のデザインに敬意を表している。タイプ18は60年前、F1でポールポジションと勝利を達成した最初のロータス車だ。故スターリング・モスが、1960年のモナコグランプリにおいて、ロータスに初の勝利をもたらした。

1.8リットルスーパーチャージャーは最大出力220ps

エリーゼのクラシックヘリテージエディションは、『エリーゼスポーツ220』をベースにしている。ミッドシップに搭載される1.8リットル直列4気筒ガソリンエンジンは、スーパーチャージャーで過給。最大出力は220ps/6800rpm、最大トルクは25.59kgm/4600rpmを発生する。トランスミッションは6速MT。904kgの軽量ボディとの組み合わせで、0~100km/h加速4.6秒、最高速233km/hのパフォーマンスを備えている。

ブレーキはフロントがAPレーシング製の2ピストンキャリパー、リアがブレンボ製のシングルピストンキャリパーを採用する。ドライバー自身が走行モードを切り替えられる「ロータスDPM」(ダイナミック・パフォーマンス・マネジメント)が採用される。

限定生産100台の色の割り当ては顧客の需要によって決まる

限定モデルらしく、各車のダッシュボードには、シリアルナンバープレートが付く。各車には、従来オプションだった多くの装備が標準で備わっている。4スピーカーを備えたDABデジタルラジオ、エアコン、クルーズコントロール、レース仕上げの超軽量アルミホイール、2ピースディスクブレーキ、フロアマット付きのブラックカーペットが標準だ。

「インテリアカラーパック」も標準装備された。ドアトリム、シフトレバー周り、ダッシュボードなどの色が、ボディカラーとコーディネートされる。ブルーとホワイトのボディカラーの場合のみ、シートは赤と白のアルカンターラ仕上げとなる。

また、グラスファイバー製ハードトップルーフ、軽量リチウムイオンバッテリー、チタン製軽量エグゾーストなどが、オプションで選択できる。

エリーゼのクラシックヘリテージエディションの英国本国での価格は、4万6250ポンド(約610万円)だ。4仕様合わせて、合計100台が限定生産されるが、100台の色の割り当ては顧客の需要によって決まる、としている。

《森脇稔》

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