京阪電気鉄道(京阪)は5月12日、3000系全編成(8両編成6本)へ2021年1月、「プレミアムカー」を導入すると発表した。
プレミアムカーは2017年8月、京阪特急に初めて導入された2+1列のリクライニングシートが並ぶ座席指定特別車両。
現在は8000系の6号車に改造車を連結しているが、3000系へは新造車を充当し、8000系と同じく6号車に連結される。これにより、原則として昼間の特急(1時間あたり上下各6本)がすべてプレミアムカー付きとなる。
3000系のプレミアムカーは、8000系のものと比べてシートピッチが20mm拡大しているほか、クッションを調節して座り心地を向上。8000系と同様に微粒子イオンで車内の空気を浄化する「ナノイーX」発生装置を備える。
3000系プレミアムカーのデザイン。従来車は2+1列のセミクロスシートで、クロスシートは自動転換式となっている。なお、3000系へのプレミアムカー連結に合わせて、クレジットカードや交通系ICカード、QRコードなどのキャッシュレス決済によりプレミアムカー券やライナー券を購入できる座席指定券売機が、特急停車駅のホームなどに設置される。