三井化学、自動車向け樹脂事業を強化へ アークを完全子会社化

三井化学のコンセプトカー「hour's POD」。アークとのコラボレーションで実現した。
三井化学のコンセプトカー「hour's POD」。アークとのコラボレーションで実現した。全 1 枚

三井化学は5月14日、自動車向け樹脂事業を強化するため、8月にアークを完全子会社化すると発表した。

アークは自動車部品などの商品企画、デザイン、製品設計、解析エンジニアリング、試作、金型の設計・製造・メンテナンスといった開発支援や、小ロット成形品の生産を手がけている。三井化学は2018年1月に、子会社を通じてアークに出資して連結子会社化して顧客基盤の拡大や周辺事業の創出などを図ってきた。

アークの主要顧客である自動車業界が大きく変化する中、自動車メーカーや部品メーカーのニーズに迅速にソリューションを提案できる体制への移行が求められると判断、三井化学がアークを完全子会社化することにした。

今後、中長期的な視点に立ったグループ一体となった機動的な意思決定や、人的・財務的経営資源の効率的な配分、両社間の緊密なコミュニケーションによる協業を推進していく方針。

完全子会社化は株式交換で実施する。アークの普通株式1株に対して三井化学の株式0.0511株を割り当てる。アークは7月30日に上場廃止となる。

《レスポンス編集部》

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