[カーオーディオ“チョイスのキモ”]パワードサブウーファー その1…概要解説

パワードサブウーファーの一例(フォーカル)。
パワードサブウーファーの一例(フォーカル)。全 1 枚

カーオーディオに興味を持つ方々に向けて、製品の選び方の“勘どころ”を解説している当コーナー。今回からは新章に突入し、「パワードサブウーファー」をテーマに据えてお贈りしていく。まずはこれが何なのか、その概要を解説する。

最初に、カーオーディオにおいて「サブウーファー」が必要となる理由から簡単におさらいしておきたい。その理由はひとえに、「クルマの中では低音が不足しがちだから」だ。そうである要因は主には2つある。1つは、「ドアに装着するスピーカーの低音再生能力に限りがあるから」だ。スピーカーは、口径が大きくなるほど低音再生能力が高まるのだが、ドアに取り付けられるスピーカーのサイズには限りがある。せいぜい17cmクラスが最大だ。しかし、この大きさでは超低音までを再生するのは難しい。

理由の2つ目は、「ロードノイズによって低音がマスキングされるから」だ。クルマは走行することでタイヤパターンが路面を蹴り異音を発する。この異音は主に低周波だ。ゆえにこれが音楽の低音部分に覆い被さり、低音を聴き取りづらくするのだ。

しかし、「サブウーファー」を導入すれば状況を改善できる。ドアスピーカーが出せない超低音の再生が可能となり、ロードノイズに負けないように低音を増強できる。

なお、「サブウーファー」を導入するにおいては道具が3つ必要となる。1つは低音を再生するためのドライバーユニット(サブウーファーユニット)、2つ目はそれを取り付けるためのボックス、そして3つ目はドライバーユニットを駆動するためのパワーアンプ、これらが絶対的に必要となる。

実は、それらが一体化された製品が存在している。それが「パワードサブウーファー」だ。

ところで、フロントスピーカーを鳴らすためにも当然ながら「パワーアンプ」は必要なのだが、基本的にそれは、メインユニットに内蔵されているパワーアンプで駆動可能だ。しかし、「サブウーファー」は内蔵パワーアンプでは鳴らせない。低音の再生には多くのパワーが必要となるので、「サブウーファー」を導入しようとする際には専用のパワーアンプの用意がマストとなる。でも「パワードサブウーファー」にはそれが内蔵されているので、別途用意しなくても良い。ここは利点として大きく、ゆえに「パワードサブウーファー」は人気を博している、というわけなのだ。

今回はここまでとさせていただく。次回も「パワードサブウーファー」の特長分析を進めていく。乞うご期待。

「サウンドユニット」の“チョイスのキモ”を徹底解析! Part4・パワードサブウーファー編 その1 概要解説

《太田祥三》

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