スズキのインド子会社のマルチスズキ(Maruti Suzuki)は6月5日、CNG(圧縮天然ガス)車の2019年度の新車販売台数が過去最高で、初の10万台超えとなる10万6443台を記録した、と発表した。
マルチスズキは2010年、インドで初めて、CNGシステムを搭載した新車を発売した。マルチスズキは現在、『アルト』、『ワゴンR』、『エルティガ』、『スーパーキャリイ』など幅広い車種に、最新の天然ガス車の「S-CNG」を用意している。
例えば、アルトの「BS6 S-CNG」では、最適なパフォーマンス、安全性、エンジンの耐久性、利便性、燃費を実現するように設計された。
アルトのBS6 S-CNGには、デュアルECU(電子制御ユニット)とインテリジェント噴射システムを搭載する。マルチスズキによると、あらゆる道路で最適なパフォーマンスと高い運転性を追求した。アルトのBS6 S-CNG は、CNGが1kgあたり31.59kmの燃費を実現している。
マルチスズキのCNG車の2019年度の新車販売台数は、10万6443台となり、過去最高を記録した。マルチスズキは、過去6年間でCNGステーションの数は大幅に増えており、今後もCNG車のラインナップを強化していく、としている。