ボルボカーズとウェイモ、配車サービス向け自動運転を共同開発…戦略的提携

ボルボカーズの自動運転車の量産モデル。ボルボXC90がベース
ボルボカーズの自動運転車の量産モデル。ボルボXC90がベース全 3 枚

ボルボカーグループ(Volvo Car Group)は6月25日、グーグル(Google)の自動運転車開発部門のウェイモ(Waymo)と戦略的提携を結ぶと発表した。

ウェイモは、ボルボカーグループが進めるレベル4の完全自動運転技術開発の独占的パートナーになる。両社はまず、ウェイモの完全自動運転技術「Waymo Driver」を、ボルボカーグループが配車サービス向けに新開発する電動車プラットフォームに組み込むことを目指して協力する。

今回の戦略的提携は、ボルボカーグループに属するポールスターとLynk&Coにも適用される。グループ全体で、完全自動運転技術開発の世界的リーダーであるウェイモと、戦略的パートナーシップを確立する。

ボルボカーグループのヘンリック・グリーン最高技術責任者は、「完全自動運転車は、これまでにないレベルの交通安全を可能にし、人々の生活、仕事、移動の方法に革命をもたらす可能性がある。ウェイモとのグローバルパートナーシップは、ボルボカーズ、ポールスター、Lynk&Coにとって、新しくエキサイティングなビジネスチャンスを切り開く」と語った。

ウェイモのアダム・フロスト最高自動車責任者は、「ボルボカーグループとの重要なパートナーシップは、今後のWaymo Driverの海外展開への道を開くのに役立つ。ボルボカーグループとは、より安全で、より利用しやすく、環境に優しい自動運転の未来を作るというビジョンを共有している」と述べている。

《森脇稔》

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