自然な言葉で人と車載機器が円滑に意思疎通 三菱電機が技術開発

(イメージ)
(イメージ)全 2 枚

三菱電機は7月22日、AI技術「マイサート」を使って世界で初めて車載機器やロボットなどが複数のセンサーを用いて収集した情報から周囲の状況を理解し、人と自然な言葉で円滑な意思疎通ができる「シーン・アウェア・インタラクション技術」を開発したと発表した。

開発技術は入出力のサンプルだけで学習できるエンドツーエンド深層学習を採用、カメラで撮影した画像情報、マイクロフォンで集音した音響情報、ライダーやレーダーで取得した位置情報などのセンシング情報から、周囲で起きている状況を機器が理解する。センシング情報の中で重要度の高い情報に自動で重み付け、独自のマルチモーダル・アテンション法を用いて、機器が理解した内容に対して自然な言葉を用いて詳細に表現する学習モデルを構築した。

機器が理解した状況や人の発話の履歴から、自然な言葉を生成することで、人と機器との円滑な意思疎通を実現するとしている。

同社では、今回開発した技術の適用に向けたアプリケーションの一つとして、人と車載機器が自然な言葉で対話する経路案内システムを構築した。

《レスポンス編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. スイスポ最終モデルの完全進化形! BLITZが手掛けた“走りと快適”の完熟セットアップPR
  2. これが最後のガソリンエンジンか!? BMW『X5 M』が歴代最強の700馬力オーバーに
  3. 月額500円、新型ドライブレコーダー付き自動車保険 東京海上日動が2026年1月に発売
  4. 新型ハイパーカー『オーロラ』、外観デザイン確定…1850馬力ハイブリッド搭載
  5. 名車「964型ポルシェ 911」を最新の姿に甦らせる、シンガーが最新レストア作品披露へ
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. リチウムイオン電池の寿命を2倍に、矢崎総業、バインダフリー電極材料を開発
  2. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  3. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  4. コンチネンタル、EVモーター用の新センサー技術開発…精密な温度測定可能に
  5. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
ランキングをもっと見る