[カーオーディオ“チョイスのキモ”]ユニットサブウーファー その4…「ブランド」的な傾向

ユニットサブウーファーの搭載例(製作ショップ:ジパング)。
ユニットサブウーファーの搭載例(製作ショップ:ジパング)。全 1 枚

製品選びのところからカーオーディオを楽しみ尽くしていただこうと、チョイスのポイントを解説している当コーナー。現在は「ユニットサブウーファー」に焦点を当てている。今回は「ブランド」的な傾向について解説していく。

「ユニットサブウーファー」選びにおいては、ブランドを絞り込むこともマイベストを見つけ出すための近道と成り得る。なぜならばブランドごとでサウンド的な特徴があるからだ。好みのブランドを見つけられれば後はそのブランドの製品の中から選べばOK、というわけなのだ。

なお、国(地域)によっても大まかな傾向がある。まず国産ブランドを見てみると、代表格はダイヤトーンとカロッツェリアなのだが、両社ともに製品展開は少なめだ。ダイヤトーンに至っては1アイテムを擁するのみで、カロッツェリアも現在は2アイテムを用意するにとどまっている。それぞれ自社スピーカーにベストマッチするモデルを少数精鋭でリリースしているというわけだ。

欧州ブランドの多くも、国産ブランドと傾向が似ている。自社のスピーカーとの相性を考えつつ、フロントスピーカーの品揃えよりもある程度数を絞りながら製品展開させているパターンが多い。さらに欧州ブランドの多くは、サウンドの質にこだわろうとする傾向も強い。結果、Hi-Fi的なアプローチで鳴らすことに向いた製品が多めだ。

しかし一部、音圧競技ユーザーの求めにも応えようとしているブランドもあり、そのようなメーカーはパワーにこだわったモデルも多々擁していたりもする。鳴りっぷりの良いモデルを探している場合には、競技にも軸足を置いているブランドにも注目してみよう。

一方、北米のブランドは「ユニットサブウーファー」を大量にリリースしている場合が多い。そしてパワフルに鳴らせるモデルを中心に据えるブランドも多く、中には超大口径モデルを持っていたり、超ハイパワーなモデルをラインナップさせていたりもする。

そのようなブランドは、「ユニットサブウーファー」をしっかり鳴らすためのノウハウを相当に積み上げている。パンチの効いた低音を求めるのなら、北米ブランドは格好の狙い目と成り得る。そして種類が豊富なので、自分に取って都合の良い1台を厳選できる。細かな部分にもこだわりたい場合には、北米ブランドをチェックしてみよう。

今回はここまでとさせていただく。次回も「ユニットサブウーファー」選びのポイント解説を続行する。乞うご期待。

「サウンドユニット」の“チョイスのキモ”を徹底解析! Part5・ユニットサブウーファー編 その4 「ブランド」的な傾向

《太田祥三》

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